カンボジアの外国人観光客数が大幅に減少しています。観光省の統計によると、2026年1~7月の外国人観光客は約199万人となり、前年同期比で46%減少しました。中国、ベトナム、米国が主要な訪問市場となっていますが、観光産業は厳しい状況に直面しています。
■ 発表の概要
観光省が発表した統計によると、2026年1~7月の外国人観光客数は199万人でした。前年同期から46%減少しており、2026年上半期に続いて大幅な落ち込みが続いています。
国別では、中国、ベトナム、米国が上位3市場となっています。カンボジアでは観光業が農業、建設・不動産、製造業などと並ぶ主要な経済の柱の一つであり、観光客減少はホテル、飲食店、交通、観光施設など幅広い業種に影響を及ぼす可能性があります。
■ 背景
観光客減少の背景について、フオット・ハク観光相は、地域および世界的な情勢が大きく影響していると説明しています。
特に、カンボジア国内のオンライン詐欺ネットワークをめぐる報道によって、観光地としてのイメージに悪影響が出ていることに加え、カンボジアとタイの国境をめぐる緊張も旅行需要を押し下げる要因となっています。
さらに、中東での地政学的な緊張によって燃料価格が上昇し、航空運賃など旅行コストの上昇につながっていることも、世界的な旅行需要を抑える要因となっています。
■ 今後の見通し
カンボジア政府は観光産業の回復に向け、海外への情報発信や観光地のプロモーション、安全性に対する信頼回復などを進めています。一方、2025年には外国人観光客が557万人、観光収入は38.7億ドルに達していたことから、2026年の大幅な減少は観光関連事業者だけでなく、国内経済全体にとっても大きな課題となります。
今後は、主要市場である中国やベトナムなどからの観光客をどこまで回復させられるかに加え、カンボジアの安全性に対する国際的なイメージを改善できるかが重要になりそうです。
それではまた!!
※本記事は海外報道を参考に内容を整理し、独自に再構成しています。
参考記事:https://www.khmertimeskh.com/502018744/international-tourist-arrivals-plunge-46-in-7-months/




