ASEAN-EU FTA(自由貿易協定)および米国のGSP / MFN(一般特恵関税制度/最恵国待遇)に基づいて行われたプノンペン特別経済圏(PPSEZ)からの2020年の輸出は約5億700万ドルとなり、2019年の輸出に比べて76%増加したとクメールタイムズが報じました。
これらの輸出は主に衣料品、繊維、靴、旅行用品で主な目的地はアメリカ、イギリス、EU、中国、韓国、日本だったとのことです。
国務次官および商務省(MOC)のスポークスパーソンであるペンソビッチート氏によると、この成長の理由は今まで輸出のメインは衣料品がだったが、それに限らず多くの製品が輸出されたことに加え、EU以外の地域への輸出が増えたからと答えました。
例として、モーターと組立製品を生産するミネベアと自動車組立部品を輸出するデンソーを挙げています。
2020年の輸出が伸びたもう一つの理由としては、プノンペン経済特区はさまざまな産業に対応しており、ゲーム機部品をはじめとして多様な製品を提供していることです。
これは世界的に大流行している新型ウイルスの影響で各国で外出自粛やソーシャルディスタンスといった対策によって需要が高まった商品にプノンペン経済特区内の工場が対応していることを表していますね!!
プノンペン経済特区(PPSP)の株価はここ最近の急激な下落から反発し始めてきました。
個人的には下がりすぎだろ…とビクビクしながら少しづつ購入してきましたが、ようやくプラスに転じてくれました。
こうなると自社株買いのタイミングが待ち遠しいですね。
ホルダーのみなさん気長に待ちましょう!!笑
カンボジア経済の発展には貿易は欠かせませんので今後も注目していきます。
この記事にもあるようにカンボジアの登録企業の95%は中小企業で、今後RCEPのような巨大な可能性のある市場を利用して成長していくためには、複雑な貿易規則の理解や専門知識を身につけていかなければならないという課題があります。
今後の中小企業に対する国の政策にもアンテナをはっていきましょう。
それではまた!!