個人的にかなり衝撃ニュースが舞い込んできました。
題名にもある通り、アクレダ銀行がVIRTUAL TELLER MACHINE(VTM)という機械を介して窓口に行かなくても個人口座開設ができるようになったとクメールタイムズが報じました。
基本的には現地人向けのサービスですが、外国人も利用可能です。
また、VTMの機能としては、IDカード/パスポート、顔認識、指紋、および電子署名を介して個人の身元を確認するオンボードリーダーを使用して顧客を自動的に識別および認識することができます。
最近のアクレダ銀行のデジタル化への取り組みは凄まじいね!!
これぞ金融革命!!
VTM導入による注目ポイントは、
・長期的に見て人件費削減による増益の可能性
・全業務完全デジタル化の可能性への一歩
だと個人的には思っています。
近い将来にはATM搭載のVTMが街中に設置されるようになると思うので、誰でも気軽に銀行口座開設が可能になり、カンボジアの銀行口座保有率UPの手助けになることは間違い無いですね!!
なんだか金融革命どころの騒ぎじゃ無くなるかもしれませんね。笑
今後のカンボジア金融業界に欠かせない存在になりそうなVTMですが、まだ発表されてからまも無いので、
・どんな機械なの?
・口座開設のためには何が必要なの?
・使い方は?
このような疑問だらけだと思います。
なので現在わかる範囲で情報をまとめて見たのでぜひ参考にしてみてください!!
・VIRTUAL TELLER MACHINE(VTM)
アクレダ銀行の公式WEBサイトに最新情報が掲載されていたので、それを簡単に日本語でまとめてみました。
随時更新されると思うので最新情報が欲しい方はWEBサイトをチェックしてみてください!!
・VTMとは
VTMとはアクレダ銀行の自動バンキングサービスを提供可能にした機械の名前で、上の写真の機械を介してセルフで銀行口座開設をすることが可能です。
VTMには顧客を自動的に識別して認識するために、
・IDカード/パスポートリーダー
・顔認識
・指紋
・電子署名
上記の最近技術を用いた機能が搭載されています。
・サービス
・給与口座を含む普通預金口座(Savings account, including payroll account)
・当座預金(Current account)
・要求払預金口座(Demand deposit account)
各種、KHR、USD、THB、EURの個人口座が開設可能。
【注意事項】
・普通預金口座、給与口座、要求払預金口座の初回預金は必要ありません。
・当座預金の初期預金は100米ドルまたは同額の他通貨となります。
・アカウントがKHRであるかTHBであるかにかかわらず、VTMを介して米ドルで最初の入金を行う必要があります。
・ユーロでの口座の場合カウンターで入金する必要があります。
また、今まで窓口へ行かなければできなかった、住所、役職、仕事、電話番号、電子メールなどの個人口座情報(普通預金口座、当座預金口座、要求払預金口座)をVTMを介して更新できます。
・必要書類
- カンボジア人
- 有効な身分証明書またはパスポート(少なくとも3か月間有効)
- 外国人
- パスポート(少なくとも3か月間有効)
- 有効な出入国ビザを持っている(必要のない国を除く)
- 住所証明書or雇用証明書or外国人労働許可証or永住者カード
- 電話番号or電子メール
・VTMで口座を開設する方法
・最初に言語を選択します。
・”Open Personal Account”を選択します。
・個人情報を入力し、身分証のスキャン、指紋認証、および電子署名をします。
・銀行側からの承認後、口座にお金を入金します。
・完了
上記が現時点で公開されている情報です。
キャッシュカードが即日発行できるかどうかは明記されていませんが、即日発行を匂わす記載が見受けられるので可能性はあると思います。
ちなみにキャッシュカードはVTMから印刷されて出てくるという文言は書いてありました。
・最後に
カンボジアでは金融革命が起きているのでは!?
という記事を書いてからすぐにこのニュースが飛び込んできたので、やはり革命は起きているのかという核心に迫りつつあります!!
コロナ禍で外国からの入国をかなり厳しく規制している今、カンボジアの金融革命によって国内だけでも経済が盛り上がってくることを期待したいですね!!
それではまた!!