カンボジア国立銀行 (NBC) の金融安定性レビュー 2020 によると、Covid-19の広範囲な経済影響にもかかわらず、銀行セクターは2020年も回復力を維持したとのことです。
カンボジアの銀行資産総額は505億ドルで2019年から17.6%増加しました。
また、顧客の預金はGDPの123%に達し15.4%の成長率を達成しました。
NBCによると建設と不動産部門はパンデミックによって大きな打撃を受けたが、農業部門は労働力が増えたため成長したとのことです。
また、観光業と衣料品・履物の輸出はCovid-19によって最も大きな打撃を受けた部門でしたが、これらの損失の一部は、電気部品、自転車、米、ゴムの輸出の増加によって相殺されました。
外国直接投資 (FDI) に関しては国全体で1%減少した一方で、金融および銀行部門はFDIが12.8%増加しました。
報告書によると、政府の歳入は減税措置と経済活動の低下により減少し、2019年の政府歳入の23%増加とは対照的に、19%減の54億ドルとなりました。
これは主に徴税の減少 (13%) によるものであり、そのうち商品とサービスに対する税金は21%減少し、国際貿易と取引に対する税金は24.1%減少しました。
NBCの見解として、カンボジアの成長は世界の他の地域がCovid-19からどれだけ早く回復するかにかかっていて、米国と中国の間の貿易摩擦は問題を複雑にする可能性があるが、一部の国際企業はサプライチェーンの多様化を目指す可能性もあり、結果としてカンボジアに利益をもたらす可能性があるとのことです。
なかなか難しいことが書いてありましたが、2020年の新型コロナウイルスの流行により間違いなくカンボジアはダメージを受けてたが、なんとか踏みとどまっているということを数字が表しているという感じですね!!
2021年に入って明るいニュースが目立つようになってきているので、今後のカンボジアの回復に期待していきましょう!!
それではまた!!