「天空の城」とも言われている「プレアヴィヒ遺跡」。
山の頂上から見下ろす景色は絶景!
ボーコ山から見た景色とも、モンドルキリの樹海とも、プノンチソール遺跡からの景色とも違う、地平線まで続く緑。
プレアヴィヒア遺跡でしか見られない景色。
プレアヴィヒア遺跡は、カンボジアとタイの国境にあり、9世紀末にクメール人によって建設されたヒンドゥー教寺院。
タイとの国境にあることで、その所有権をめぐってタイと長い間交戦状態に。
2013年に国際司法裁判所がカンボジアに帰属すると判断し、現在、安全にプレアヴィヒア遺跡を訪れることができます。
海抜625mの山の頂上にあり、
「よくこんなところに…。」
と、当時のクメール王朝の繁栄を想像せずにはいられません。
下界でチケットを購入後、車の後ろに乗って遺跡へ。
頂上までの道はコンクリートで舗装されていますが、アトラクション並に激しめ。
遺跡付近には、タイと交戦状態であった時の防空壕があったり、軍人さんがいたりと一線先はタイなんだな…ということを感じます。
いつくもの楼門、広い参道をゆっくりと歩きながら境内に向かいます。
境内では、今も人々が祈りをささげています。
そして、そこを抜けると…
眼下に広がる絶景!!
観光客は少ない印象。
歴史を感じたりゆったりとした時間を楽しんだり、そしてベストスポットでの写真も撮り放題。
ぜひぜひ、一度は行ってみてほしいプレアヴィヒア遺跡でした。
続いて、そこから車で2時間ほどシュムリアップへ向かって戻り、ベンメリア遺跡へ。
ベンメリア遺跡はアンコール遺跡群の中の1つで、遺跡観光チケットが必要。
ベンメリア遺跡はシュムリアップ州にあるのですが、プレアヴィヒア遺跡観光の流れの一つということでここに掲載します。
「天空の城ラピュタの世界観を感じられる!」と言われているベンメリア遺跡。
そういわれるのが納得。
南門から敷地内へ入りましたが、入り口からごろごろと崩れ落ちた遺跡がお出迎え。
これまでに見たどの遺跡よりも崩れています。
崩壊が激しく、森の中に埋もれる遺跡。
しかし、その崩れ落ちる巨石の中に残る人の手で作られたであろう建物や美しい彫り。
また、遺跡の中には遊歩道が設置されており、安全に遺跡の間を歩きながら、かつ崩壊した遺跡を間近で見ることができます。
雨季の遺跡観光はあまりお勧めされないのですが、逆に、ベンメリア遺跡では青々と茂る草木や苔むした遺跡の風景を楽しむことができます。
プレアヴィヒア遺跡の旅で、改めて1000年以上も前のクメール王朝の繁栄や人々の信仰心を感じ、これからの未来も想像するのでした。
それでは~。
ライターさんの紹介!!
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座右の銘:生きてるだけで丸儲け、死ぬこと以外かすり傷。
旅のモットー:他力本願。ハプニングはネタ。
クメール語勉強中、英語永遠に勉強中、カンボジア生活2年になりました。思いつきで始めたカンボジア25州制覇の道のりをゆる〜く発信。よろしくお願いします!