カンボジア最大の自動車ショーを主催するイベント管理会社 CAS Event Management Co., Ltd の CEO、ジェイソン・ブルーム氏は、カンボジアは東南アジア地域ににおいて地理的に多くの利点があるとし、自動車製造国として台頭する大きな可能性があると述べました。
また、市場調査によると、カンボジアの自動車市場は、国の経済成長と一人当たり所得の成長に伴い、今後5年間で前例のない成長を遂げる見通しとのことです。
ASEAN経済圏の拡大がカンボジアの自動車産業に追い風となっていて、さらに、カンボジア政府は、自動車産業振興政策を積極的に推進し、自動車産業への投資を促進するために、税制優遇やインフラ整備などの支援を行っていることで近年は多くの自動車メーカーがカンボジアに組立工場を進出させています。
特に、2023年にフォードがカンボジアでベストセラー2台のフォード・レンジャーとフォード・エベレストの組立工場に2,100万ドルを投資したこと、トヨタがカンボジアの組立工場をオープンしたことからも、世界的な自動車メーカーがカンボジアに注目し始めていることが分かります。
今後はハイブリット車や電気自動車の製造に焦点が当たることになると思います。
輸出用に製造するだけでなく、国内での販売のためにも電気スタンド等のインフラ整備や発電量が大きな課題になると思うので、こちらも政府の動きに注目ですね。
パンデミック後、カンボジア経済は回復に向かっています。
しかし、今まで国を成長させてきた製造業、観光業、建設業はパンデミック前ほどの水準には戻っていません、農業については成長傾向にあるという感じです。
今後、カンボジアの自動車産業は、自動車生産、輸入、販売のすべての分野で成長が見込まれていることからも、「カンボジアの製造業=縫製業」という印象を変えるくらいに成長していくことに期待したいです!!
それではまた!!