国際通貨基金(IMF)は2025年11月25日に発表した最新の報告書で、カンボジアの経済成長見通しを大きく下方修正しました。
これまで2025年の成長率は6.2%と予測されていましたが、今回の改訂では4.8%に引き下げられました。
さらに、2026年の成長率も従来より大幅に低い4.0%と見込まれています。
MFは2022年から2026年の経済予測の中で、カンボジアが2024年に6.0%の力強い成長を達成したことを評価していました。
この成長は、繊維産業の輸出、農業分野の回復、観光セクターの改善が後押ししていたため、2025年も6.2%の成長が期待されていました。
しかし、新しい予測では、カンボジア経済は2025年に4.8%へ減速し、2026年にはさらに4.0%まで鈍化するとされています。
IMFは、外需の不透明感や主要輸出市場の景気減速など、複数のマイナス要因が経済に影響を及ぼしていると指摘しています。
これにより、カンボジアは一時的に成長ペースが落ち込む見通しとなっており、今後の政策対応が重要になるとしています。
米国相互関税から始まり、タイとの国境紛争やプリンスグループ事件など、カンボジア経済成長に影響するような出来事が立て続けに出てきています。
これらを考慮して大幅な下方修正に至ったのだと思います。
一方で、大きな課題が山積みにも関わらず、成長率は4%台と予測されているのをポジティブに捉えて、政府の対応に期待したいと思います。
それではまた!!
参考記事:https://construction-property.com/imf-slashes-cambodias-economic-growth-forecast-for-2025-and-2026-amid-new-headwinds/
【カンボジア経済】IMFがカンボジアの経済成長率を大幅下方修正
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