政府は電気料金を安定させ家庭や企業への十分な電力供給を確保するため、昨年の1億ドルの補助金交付に続き、2023年も国営電力会社である Electricité du Cambodge (EDC) に1億5000万ドルの補助金を交付しました。
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EDCのケオ・ラタナク局長は、現在の電力供給は家庭、産業、工場、企業のニーズを満たすのに十分であるとして、一部の停電は電力不足によって引き起こされるのではなく、掘削などの妨害によって引き起こされていると説明しました。
また、同氏は一部の国はすでに電気料金を値上げしているが、カンボジアは政府からの補助もありまだ電気料金を値上げしていないと述べています。
カンボジア電力庁の報告書によると、カンボジアは現在、太陽エネルギー、水力発電、バイオマス、石炭、石油から国内で3,464MWの電力を生成する能力があります。
一方で、現在の最高電力需要は約2,400MWにすぎないとのことで、カンボジアには必要以上のエネルギーを生成する能力があり、電力が不足していないことを意味すると報告書は指摘しています。
カンボジアは2022年に電力の80%近くを自国で生産し、ラオス、ベトナム、タイなどの近隣諸国から購入した電力は20%にとどまりました。
つい最近までは近隣諸国からの電力購入に依存していたカンボジアですが、火力発電所の建設や政府が再生可能エネルギーへの投資に力を入れていることから、自国生産で国内の電力需要を賄うことができるポテンシャルに到達しました。
電気代の安定と低下は、外国企業の進出や海外直接投資を呼び込むのに大きく貢献すると思うのでこれからに期待です!!
それではまた!!