日本とカンボジアは、標準化されたQRコード決済サービスの相互利用について協議する予定であるとクメールタイムズ紙が報じました。
日本政府は、訪日外国人の消費拡大や日本人の海外旅行の利便性向上のために、国内のQR決済システムを海外に普及させることを目指し、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国との協力を拡大したいと考えています。
日本の経済産業省とカンボジア国立銀行は近く協力覚書を締結し、情報交換と技術面での協力を開始することで両国のQRコード決済システムの相互運用への道を開く予定で、両国は2025年大阪・関西万博が開幕する2025年4月までのサービス開始を目指しているとのことです。
日本では2020年に開始されたJPQRと呼ばれるQRコード決済システムが利用され、1つのQRコードでPayPay、楽天ペイ、D払いなど複数の決済サービスが利用できるようになります。この取り組みにより、日本のQRコード決済サービスが海外でも利用できるようになり、訪日外国人は自国のキャッシュレス決済サービスを利用できるようになります。
引用元：KMER TIMES
JPQRなんて聞いたこともなければ、日本で使ったこともないですが、調べてみると本当に存在していました！！
「JPQR」は一般社団法人キャッシュレス推進協議会により策定されたQRコード決済の統一規格です。複数社ある決済QRコードを1枚のQRコードにまとめる（統一化）することで、1枚のQRコード（JPQR）で複数社の決済に対応します。
引用：JPQR総合情報サイト
ASEAN地域では電子決済が全取引の20％を占めていて、日本では電子決済は10％程度とのことです。
確かに日本ではまだまだ現金決済が多い印象です。
飲食店に行ってもクレジットカード決済にすら対応していない場所がまだ数多くあります。
QRコード決済についてはPayPayのおかげで少しばかり普及していますが、まだまだ普及率が高いとは言えないような印象ですね。
一方で、カンボジアでは約30%の人がQRコード決済を利用しているようです。
日本政府が国内のQR決済システムを海外に普及させることに成功すれば、QRコード決済の利用者が増えて、日本国内においてのQRコード決済の普及にも大きく貢献していくと思います。
個人的には一刻も早くカンボジアとの相互利用を開始してほしいです。笑
2025年4月が待ち遠しいです。
それではまた！！
