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【カンボジア経済】ウズベキスタンと越境決済システムで協力へ

解説記事
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カンボジア国立銀行(NBC)とウズベキスタン中央銀行は、両国間の越境決済システムに関する協力覚書(MoU)を締結しました。デジタル決済や決済・精算システムに関する知識・経験を共有し、金融分野での連携を深めることが目的です。カンボジアがASEAN域内だけでなく、中央アジアとの決済ネットワーク構築にも動き始めたことで、今後の国際決済の利便性向上が注目されます。

■ 発表の概要

MoUは2026年8月25日、ウズベキスタンのタシケントで開催された「Silk Road Finance & Technology Forum」の期間中に締結されました。NBCのチア・セレイ総裁とウズベキスタン中央銀行のティムール・イシュメトフ総裁が署名しています。

協力分野は、デジタル決済・決済システムの開発、金融政策、マクロ経済のモニタリング、金融環境・金融知識の向上、金融・通貨に関する博物館運営などです。

特に注目されるのが、デジタル決済と越境決済システムです。両国の中央銀行が技術や制度に関する知識を共有することで、将来的な国境を越えた決済の効率化につながる可能性があります。

■ 背景

カンボジアでは近年、KHQRやBakongを中心としたデジタル決済の国際接続が急速に進んでいます。

これまでにも、タイ、ラオス、ベトナム、マレーシア、インドなどとの越境QR決済が拡大しており、海外旅行者が自国の金融アプリを使ってカンボジア国内のKHQR加盟店で支払うといった仕組みが広がっています。

今回のウズベキスタンとの協力は、こうしたカンボジアの決済ネットワークをASEAN域外へ広げる動きとして見ることができます。

また、越境決済が使いやすくなれば、観光客の消費だけでなく、企業間取引や送金などにもメリットがあります。NBCとウズベキスタン中央銀行も、今回の協力が両国の経済、金融、貿易、観光関係の強化に貢献するとしています。

■ 今後の見通し

今回のMoUは、直ちにカンボジアとウズベキスタンでQRコード決済が相互利用できるようになることを意味するものではありません。現段階では、中央銀行間で決済システムや金融政策などについて協力・知識共有を進める枠組みです。

一方、カンボジアではすでにASEAN諸国やインド、中国などとの越境決済ネットワークが拡大しており、今回の協力もその延長線上にあります。

今後、具体的な決済システムの接続まで進めば、カンボジアにとっては「KHQRを中心とした決済ネットワークをASEANから世界へ広げる」動きの一つとなります。

特に、中央アジアとの貿易や観光、人の往来が増えれば、現金や国際カードに依存しない低コストのデジタル決済への需要も高まる可能性があります。カンボジアが構築してきたデジタル決済基盤が、今後どこまで国際的なネットワークへ発展するのか注目されます。

それではまた!!

※本記事は海外報道およびカンボジア政府・中央銀行の公開資料を参考に内容を整理し、独自に再構成しています。
参考記事:Khmer Times「NBC, Uzbekistan eye cross-border payment system synergy」

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