カンボジアとシンガポールは、QRコード決済の相互接続プロジェクトの第2段階を開始し、両国間での双方向決済が可能となりました。これにより、両国の利用者は自国のスマートフォン決済アプリを使い、現地通貨の両替なしで支払いができるようになります。観光やビジネスの利便性向上に加え、デジタル経済の連携強化が期待されています。
■ 発表の概要
今回の第2フェーズでは、シンガポールの利用者がカンボジア国内のQRコード(KHQR)を読み取って支払いできるようになり、両国間の決済連携が完成しました。第1フェーズではすでにカンボジア側からシンガポールでの支払いが可能となっており、今回の拡張で双方向の利用が実現しました。
決済はリアルタイムで処理され、為替レートも事前に確認可能です。現金の両替が不要となることで、旅行者やビジネス利用者の利便性が大きく向上します。
■ 背景
カンボジアでは中央銀行が主導する「KHQR」などのデジタル決済インフラ整備が進んでおり、国内外でのキャッシュレス化が加速しています。一方、シンガポールも高度な電子決済環境を持ち、両国は金融分野での連携を強化してきました。
今回の取り組みは、ASEAN域内で進む決済ネットワーク統合の一環と位置付けられ、地域全体でのデジタル経済の発展を後押しするものとされています。
■ 今後の見通し
QR決済の相互接続により、観光や越境取引の活性化が期待されています。特に、中小事業者でも国際的なデジタル決済を受け入れられるようになることで、ビジネス機会の拡大や金融包摂の促進につながる見込みです。QRを設置するだけで低コストで電子決済手段を手に入れられるのは大きなメリットです。
今後は、対応する銀行や決済アプリの拡大が進むとみられ、ASEAN域内でのさらなる決済連携強化にもつながる可能性があります。
※本記事は海外報道を参考に内容を整理し、独自に再構成しています。
参考記事:https://www.khmertimeskh.com/501871400/cambodia-singapore-mark-phase-2-launch-of-cross-border-qr-payment-linkage/

