カンボジアの繊維・縫製・履物・旅行用品・バッグ業界で、2027年の最低賃金をめぐる協議が進んでいます。労働者側は現在の月額210ドルから15.30ドルまたは40.60ドルの引き上げを提案する一方、雇用者側は210ドルの据え置きを主張しています。
■ 発表の概要
9月14日に国家最低賃金評議会の協議が開かれ、労働者代表から2つの引き上げ案が示されました。多数派の労働組合は現在の210ドルに15.30ドルを上乗せし、月額225.30ドルとする案を提示しました。一方、一部の労組は40.60ドルの引き上げを求め、月額250.60ドルとする案を示しています。
これに対して雇用者代表は、最低賃金を現在の210ドルに据え置くよう提案しました。雇用者側は、2026年には燃料価格上昇などへの対応として、通勤費負担を軽減するため月額2.50ドルを追加していることを理由に挙げています。
■ 背景
2026年の対象業種の最低賃金は月額210ドルに設定されています。これは2025年に決定された208ドルに政府が2ドルを追加したものです。さらに2026年には、燃料価格上昇などを背景に、労働者に月額2.50ドルの通勤手当が追加されています。
今回の交渉では、労働者側が生活費や家計負担などを踏まえて賃金引き上げを求める一方、雇用者側は追加負担を抑える姿勢を示しており、双方の提示額には差があります。
■ 今後の見通し
2027年の最低賃金はまだ正式決定していません。今後も国家最低賃金評議会で労働者、雇用者、政府の三者による協議が続きます。9月末にかけて最終的な金額が決定される見通しです。
いきなり40ドル近く上げることは近年の傾向を見ても難しいと思います。例年通りで行くと数ドルの増加で落ち着くと思います。
それではまた!!
※本記事は海外報道を参考に内容を整理し、独自に再構成しています。
参考記事:https://www.khmertimeskh.com/502023554/unions-seek-up-to-40-60-minimum-wage-increase-for-2027-employers-hold-at-210/




