カンボジア政府は、空港インフラの近代化と航空規制の強化を進め、国際基準に沿った民間航空体制の整備を加速しています。テチョ国際空港をはじめとする主要空港の機能強化を通じ、今後の旅客・貨物需要や国際航空ネットワークの拡大につなげる方針です。
■ 発表の概要
国家民間航空事務局(SSCA)は、9月7~11日にマレーシアで開催された第61回アジア太平洋地域民間航空局長会議で、カンボジアの航空安全、保安、持続可能性の向上に向けた取り組みを強調しました。
現在、テチョ国際空港、シェムリアップ・アンコール国際空港、シアヌークビル国際空港では、国際基準に対応した空港インフラが整備されています。政府はこれらを活用し、地域内だけでなく大陸間の航空ネットワーク拡大を目指しています。
また、SSCAの規制権限や技術基準を強化する新たな民間航空法も2026年1月に公布され、航空分野の監督体制が見直されています。
■ 背景
カンボジアでは、2025年9月にテチョ国際空港が開港し、首都圏の航空インフラが大きく刷新されました。同空港は国際航空基準の4F級に分類され、エアバスA380やボーイング747など大型機にも対応しています。
一方、2026年は旅客需要が一時的に弱含んでいます。1~7月の主要3国際空港の旅客数は約371万人で前年同期比9%減となった一方、航空貨物は5万7,102トンと21%増加しました。政府はこうした動向も踏まえ、旅客だけでなく物流面を含めた航空ネットワークの強化を進めています。
■ 今後の見通し
SSCAは2026年に、国際空港を通じて最大800万人の旅客と11万2,000トンの航空貨物を取り扱う目標を掲げています。今後は空港インフラに加え、航空管制システム、人材育成、国際的な安全・保安基準への対応を進めることで、航空会社の新規就航や国際路線の拡大を促す考えです。
航空需要が短期的に変動する中でも、空港機能の近代化と規制体制の整備を同時に進めることで、カンボジアは観光、貿易、物流を支える航空ハブとしての基盤強化を目指しています。
それではまた!!
※本記事は海外報道を参考に内容を整理し、独自に再構成しています。
参考記事:https://www.khmertimeskh.com/502026523/cambodia-modernises-airports-to-boost-aviation-standards/




