世界銀行は、カンボジアの2026年の経済成長率見通しを3.9%へ下方修正しました。外部環境の悪化を背景に慎重な見方が示される一方、周辺ASEAN諸国との比較では中位水準に位置するとみられています。
■ 発表の概要
報道によりますと、世界銀行はカンボジアの2026年の実質GDP成長率を3.9%と予測し、従来見通しから引き下げました。外需の鈍化や世界経済の減速が主な要因とされています。
IMFも同様に約4.0%前後の成長を見込んでおり、複数の国際機関が減速傾向を指摘しています。
また、今回の見通しは、従来の4%台後半からやや弱い水準となり、回復の勢いが鈍化していることを示しています。
■ 背景
カンボジア経済は輸出や観光、建設に依存する構造が強く、世界経済の影響を受けやすい特徴があります。特に主要輸出市場の需要減速や貿易環境の変化が成長の重しとなっています。
さらに、不動産市場の減速やエネルギー価格の上昇も内需を圧迫しており、複合的な要因が成長鈍化につながっています。
■ 周辺国との比較(2026年予測)
| 国名 | GDP成長率 |
|---|---|
| ベトナム | 約6.3% |
| フィリピン | 約6.0% |
| インドネシア | 約5.1% |
| マレーシア | 約4.3% |
| カンボジア | 約3.9% |
| ラオス | 約4.0% |
| タイ | 約1.5〜1.8% |
※各国際機関の予測をもとに整理
このように、カンボジアは高成長国であるベトナムやフィリピンには及ばないものの、タイなどよりは高い水準を維持しており、ASEAN内では中位に位置しています。
■ 今後の見通し
世界銀行は、短期的には不確実性が高い状況が続くと指摘しています。特に世界経済の減速や地政学リスクが長期化した場合、さらなる下振れの可能性もあります。
一方で、中期的には投資拡大や輸出回復により成長が持ち直す余地もあるとされています。実際、2027年には5%台への回復も視野に入っています。
カンボジア経済は外部環境に左右されながらも、緩やかな回復軌道を維持できるかが今後の焦点となります。
それではまた!!
※本記事は海外報道を参考に内容を整理し、独自に再構成しています。
参考記事:https://www.khmertimeskh.com/501878389/wb-moderates-cambodias-2026-gdp-growth-forecast-to-3-9/

