今年マカオと香港への事業拡大を計画しているJS Land Plcは、3月31日終了の第1四半期の包括損失総額が2022年度の同四半期と比較して12.31%減の14億2000万リエルとなると発表しました。
JS Land Plcはカンボジア証券取引所(CSX)のGrowth Boardに上場しています。
JSランドの執行会長オクニャ・コイ・ル・サン氏は、「当社の成長ビジョンに沿って、2023年には事業と収入源を拡大する予定です。今年は新たな市場であるマカオと香港での存在感を拡大する予定です。」と語っています。
また、JSランドは収入源を増やすために、売れ残ったユニットをレンタル用に転換することで、レンタル事業への拡大も計画しているとのことです。
同社が現在開発している「ザ・ガーデン・レジデンシー2」は予定通り(2023年3月31日の時点で全体の作業完了率61.14%)に進んでおり、2023年の第3四半期までにすべての購入者に物件を引き渡す予定で、2023年末までに新たなプロジェクト「ザ・ガーデン・レジデンシー3」を計画する最終段階に入っているとル・サン氏は述べています。
2023年3月31日の時点で、JS Land はザ・ガーデン・レジデンシー2(TGR2)の総戸数の最大75%を販売しました。
ただし、国際財務報告基準 (IFRS) の要件に従って、すべての収益は住宅ユニットの所有権が顧客に譲渡された時点で認識されます。
したがって、TGR2はまだ建設中であるため、この最初の四半期報告書では JS Land は不動産の売却を報告していません。
同社は販売戦略に関して次のように述べています。
プノンペンはコンドミニアムの供給量が多いため、コンドミニアム市場はかなり厳しい状況にあると認識しています。
売れ残った物件を抱え続けるリスクを軽減するため、JS Land は販売目標を達成するために手頃な料金体系を備えた新しい魅力的なパッケージを導入することで、常に商品を積極的に宣伝しています。
JS Land のプロジェクトの魅力は手頃な価格でプノンペンのコンドミニアムが購入できることです。
一方で、ハイエンド向けのディベロッパーよりも広告宣伝費をかけることができない点がネックになっているかと思います。
これからの戦略に注目です!!
それではまた!!