CBRE Researchが2023年10月5日に発表した最新データによると市場需要は微妙に変化を示していて、低迷が続く不動産市場ですが、サービスアパートメントや土地不動産セクターには回復の兆しが見えているとのことです。
Positive Signs Emerge: Serviced Apartment & Landed Property Sectors Rebound Slightly in Q3 2023
In a real estate market that has largely remained stagnant, there are promising signs of recovery in the service apartme...
レポートによると、平均賃料相場は前四半期から上昇しているとのことで、理由としては供給の鈍化が挙げられています。
タイプ | 平均賃料上昇率(前四半期比) | 平均賃料(平米単価) |
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グレードA サービスアパートメント | 1%上昇 | 月額平均約 19.6 米ドル |
グレードB サービスアパートメント | 3%上昇 | 月額平均約 3.5 米ドル |
土地付き不動産部門についてはこのような結果になっています。
タイプ | 価格上昇率(前四半期比) |
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リンクハウス | 1.8%上昇 |
ショップハウス | 0.5%上昇 |
ツインヴィラ | 1.5%上昇 |
シングルヴィラ | 0.1%上昇 |
現在進行中の土地所有不動産プロジェクトの完成は予想よりも遅れているようで、第3四半期までに完了したのはわずか47%で、新たに開始されたプロジェクトはわずか3件であるとのことで、供給が鈍化しています。
また、オフィスの賃料はわずかに下落しているとのことです。
明るい兆しかどうかはなんとも言えないですが、パンデミック前に加熱しすぎた市場が良い意味で落ち着いてきているのと、政府のプロジェクト審査も厳しくなってきているのかなと思います。
不動産業も建設業もカンボジアのGDP成長を支える大きな柱なので、根強い基盤を作っていってほしいですね!!
それではまた!!