カンボジア信用保証協会(CGCC)は、今年2月までに2,070社の企業に対し、事業拡大のための運転資金として1億7,400万ドルの信用保証を提供していて、2024年2月29日時点で保証融資残高は1億2000万ドル、保証残高は8690万ドルであると述べました。
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カンボジア信用保証公社(CGCC)がカンボジアでどのような役割を果たしてきたかまとめてみます。
- 融資の障壁とCGCCの役割:
- 中小企業にとって融資を受ける際には信用スコアや担保、金融リテラシーの不足がハードルとなる。
- CGCCはこれらの問題に対処し、優良な中小企業が融資にアクセスできるようになった。
- 新型コロナ対応:
- 新型コロナ感染症の流行中、金融アクセスの提供が重要で緊急性があったため、CGCCが設立された。
- 2020年7月から始まったプロジェクトだったが、9か月で体制を整え信用保証制度を開始し中小企業への融資を加速させた。
- 雇用創出:
- CGCCが保証した中小企業によって創出された雇用は、2021年に4,671人から2023年には28,148人に増加。
- 現在までに国内で5万2740人の雇用創出に貢献した。
- 金融機関との連携:
- カナディア銀行、サタパナ銀行、ABA銀行、LOLCマイクロファイナンス、AMKマイクロファイナンスなど、複数の金融機関が中小企業への融資に協力。
- 2023年には最高の資産品質を維持したABA銀行に特別賞が授与された。
- 起業家精神プログラム・イニシアチブ:
- CGCCは中小零細企業の起業家精神と財務リテラシーを促進するための「起業家精神プログラム・イニシアチブ」を立ち上げた。
- これまでに3つの個人保証スキーム、6つのポートフォリオ保証スキーム、および債券保証を開始。
これまでの推移も見て行きましょう!!
年月 | 企業数 | 総融資額 | 保証融資残高 |
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2023年5月の記事 | 約1,300社 | 約1億1,360万ドル | – |
2023年8月の記事 | 1,648社 | 約1億3,950万ドル | 約1億751万ドル |
2024年2月の記事 | 1,928社 | 約1億6,400万ドル | 約1億1613万ドル |
2024年3月の記事 | 2,070社 | 約1億7,400万ドル | 約1億2000万ドル |
貸出が増えれば経済が活性化していくと思うので、これから積極的に融資を保証して行って欲しいですね。
また、個人に対する信用保証が普及すればカンボジアの消費も刺激されるのではないでしょうか!!
特に不動産の需要増加に繋がりそうです。
それではまた!!