カンボジア政府は、総額約7億3,700万ドルに上る、シアヌークビルにおける停滞中のプロジェクト14件の解決を急いでいるとのことです。
2024年2月以降、「2024年シアヌークビル特別投資促進プログラム」の審議会は41件の投資および事業プロジェクトに対する特別優遇措置を承認し、その後、4月にこれらのプロジェクトのうち14件に特別優遇措置が付与されました。
特別優遇措置を付与された14件のプロジェクトの内訳は以下の通りです。
・停滞中の建築プロジェクト7件
・2024年内に即時建設予定の新規プロジェクト6件
・拡張プロジェクト1件
これらのプロジェクトには、国立農工業団地、5つ星ホテルとカジノ、リゾート、コンドミニアム、多機能オフィスとコンドミニアムの複合施設など、多様な事業が含まれています。
また、これらのプロジェクトへの総投資額は7億3,300万ドルで、カンボジア国内および海外の投資家からの出資によるものです。
審議会は近い将来、残りの23件のプロジェクトにも特別優遇措置を付与する予定とのことです。
2024年2月にフン・マネ首相が、シアヌークビルで「2024年シアヌークビル特別投資促進プログラム」を開始することを発表してから数ヶ月で特別優遇措置の付与までたどり着いたのでスピード感があるように感じます。
政府はシアヌークビルにある約400の未完成建築物の建設を早く完了させシアヌークビルの早期復興を望んでいると思いますので、今後もこのスピード感で特別優遇措置の承認と付与が進んでいくと思います。
このプログラムの内容はこちらの記事にまとめています。
シアヌークビルはカンボジア唯一の深海港をもつ州で貿易にとって欠かせない場所で、観光地としても大きなポテンシャルを秘めています。
この地域の復興はカンボジア経済の成長に欠かせないので、このプロジェクトの進捗には注目していきたいと思います。
それではまた!!