大手商業不動産サービス会社JLLによると、世界の製造業では大きな変化が起こっており、東南アジアとインドが重要な目的地として浮上しています。これは、中国でのコスト上昇とサプライチェーンの多様化の必要性によるものであるとされています。
企業は、製造事業の設立や拡大に中国以外の地域に目を向ける傾向が強まっています。
これを「中国+1」と呼び、この戦略は複数の場所に生産を分散させることでリスクを軽減することを目的としています。
東南アジアとインドは、大規模で熟練した労働力、有利なコスト、改善されたインフラを備え、製造業への外国直接投資(FDI)を大量に引き付けています。、
また、人口が多く、増加傾向にあるため、多くの労働力にアクセスできることから、製造業の継続的な成長における競争上の優位性を持っています。
これらの地域では、政府も製造業誘致のための政策を積極的に実施しています。
カンボジアも同様に税金面を主軸に多くの優遇措置を準備していることから、近年FDIの流入は増えてきています。
JLLの分析によると、インドネシアとベトナムで製造業への外国直接投資(FDI)が急増し、東南アジアが製造業の中心地として魅力を高めているとのことです。
インドネシアでは、製造業へのFDIが前年比40億ドル増加し、昨年は287億ドルに達し、ベトナムも堅調な成長を遂げ、製造業へのFDIは30%以上増加して235億ドルに達しました。
これらの数字は、東南アジアが製造業の中心地としてますます魅力的になっていることを示していると言えます。
これから世界中の企業が、この新興市場が提供する労働力や戦略的立地、優遇措置などを積極的に活用する流れが加速していくと思います。
カンボジアにおいては、東南アジアの中心部に位置していて、海にも川にも面していてタイ、ベトナム、ラオスに陸続きで接していることから地理的にとても優位にあると思います。
これからのASEANそしてカンボジアの製造業には注目です!!
それではまた!!