カンボジア政府は、2025年度の国家予算案を承認しました。
総額は約37兆9500億リエル(93億2000万米ドル)で、2024年度の予算よりも減額されています。
これは、政府の経済戦略に基づくもので、2024年10月25日の閣議でフン・マネット首相が議長を務めて承認されました。
2025年度の予算は、カンボジアのGDPの約18.14%にあたる額で、国の経済成長を支えつつ、開発をさらに進めることを目的としています。
政府は、この予算が過去の成果を守り、さらに発展させるための重要な政策ツールになると説明しています。
経済見通しでは、2025年のGDP成長率は6.3%、GDP総額は約209兆1600億リエル(513億9000万米ドル)、一人当たりの所得は2,924米ドルになると予測されています。
特に工業部門が8.6%の成長で経済を引っ張り、サービス部門も5.6%の伸びが見込まれています。農業部門は1.1%の穏やかな成長が予想され、インフレ率は2.5%に抑えられる見込みです。
この予算案は閣議で承認された後、国会での審議と承認、続いて上院での最終審査を経て、最終的にノロドム・シハモニ国王の承認を受け、2025年から施行される予定です。
こちらのサイトの、2023年の一人当たりの所得のランキングを見るとカンボジアは1810ドルで147位ですが、2025年には順位を上げてきそうですね!!
お隣のタイは7180ドルで90位、ベトナムは4180ドルで117位、ラオスは2120ドルで144位見たいです。
2024年のGDP成長率の見通しがジェトロに乗っていたので簡単にまとめます。
国 | 2024年 GDP成長率予測 | 2025年 GDP成長率予測 |
---|---|---|
東南アジア全体 | 4.6% | 4.7% |
フィリピン | 6.0% | 6.2% |
ベトナム | 6.0% | 6.2% |
カンボジア | 5.8% | 6.0% |
インドネシア | 5.0% | 5.0% |
マレーシア | 4.5% | 4.6% |
タイ | 2.6% | |
シンガポール | 2.4% |
それではまた!!