カンボジア政府は2025年2月10日、2024年の関税収入が前年比13%以上増加し、20億米ドルを超えたと発表しました。
関税・物品税総局の報告によると、税収全体は約25億9,030万米ドル(10兆5,422億リエル)に達し、国内経済の活発化を示しています。
収入の内訳
税収の主な構成は、付加価値税が41.3%、特別税が32.1%、関税が18%、石油製品への追加税が4.4%を占め、輸出税やその他手数料も4.2%に及びます。
品目別では、雑貨(34.7%)、車両・機械(31.1%)、燃料・エネルギー(26.9%)、建設資材・その他(7.3%)が主要な収入源でした。
貿易の成長
2024年の輸入額は前年比18%増の285億4,540万米ドルとなり、主な輸入品目は石油製品、機械・原材料、建設資材、車両、食料品などでした。
一方、輸出額も15.8%増の264億7,280万米ドルを記録し、特に衣料品(23.3%増)、電子部品やタイヤなどの非衣料品(2.6%増)、農産物(11.6%増)が成長しました。
今後の課題
政府は経済成長を維持するため、自由貿易協定への対応、国内生産の促進、投資誘致のための税制適応、脱税対策(特に電気自動車や小型車の増加によるもの)などの課題に取り組む必要があります。
カンボジアが今後持続して成長していくためには、貿易環境の改善と財政基盤の強化を進めていく必要があります。
さらなる投資家を誘致するためにも、これからのインフラ開発に期待です!!
それではまた!!
参考記事:https://construction-property.com/cambodias-booming-customs-revenue-in-2024/