フィッチ・ソリューションズ自社のBMIによる最新の分析では、カンボジア経済は2024年に5.7%成長し、2025年には5.9%に回復すると予測されています。
ただし、以前の予測（6.1%）や政府の予測（6.3%）よりも低い数値となっています。
それでは、成長するカンボジア経済の不安要素や現在地を見ていきましょう。
米国経済とトランプ政権の影響
カンボジアは輸出に依存する経済のため、米国経済の減速や貿易政策の影響を大きく受ける可能性があります。
GTF輸出の動向と回復の兆し
とりあえず、GTF輸出は2025年の成長の主要な原動力と期待されています。
バングラデシュやミャンマーの政情不安により、一部の生産がカンボジアに移転し、輸出が増加しています。
これに伴い、生地の輸入も増加しており、2025年第1四半期までは回復傾向が続いていると予想されています。
観光業の回復と課題
2024年の観光客数は2019年の順位を上回ったもの、アンコール寺院の入場料収入などのデータを見ると、観光客の支払いはパンデミック前には届いていません。
建設・不動産市場の考え方
2024年の不動産開発プロジェクトの投資額は適宜比29.1%削減されました。
したがって、政府によるインフラ投資や適切により、2025年には一定の回復が見込まれています。
今後の展望
カンボジアの経済成長は今後も外部環境に左右されやすいが、衣料品・履物・旅行用品の輸出やインフラ投資が成長を下支えする可能性があります。
また、米国との貿易関係については、トランプ政権下でもカンボジアの輸出は堅調で、今後も相互利益の関係が維持される可能性があると専門家は考えているようです。
多くの課題はありますが、それを超えるくらいの成長のポテンシャルがあると僕は感じています。
とにかく、この5年から10年が勝負だと思います！！
現地から情報を届けていきますので、このブログを定期的にチェックしてください！！
それではまた！！
参考記事：https://www.khmertimeskh.com/501651194/cambodia-remains-susceptible-to-trump-tariffs-says-bmi-analysis/
