カンボジア政府は、2035年までに年間航空旅客数を2,500万人に増やすことを目標とした「2025~2035年航空輸送に関する国家政策」を承認しました。
これはフン・マネト首相が主導する閣議で決定されたもので、国内外の空の便を強化し、効率的で持続可能な航空輸送を実現することを目的としています。
この政策は、国際民間航空機関(ICAO)など関係機関の意見や、世界各国の調査・分析をもとに策定されました。2035年には貨物輸送量も年間20万5,000トンに達する目標が掲げられています。
フン首相は、政策の策定に尽力した関係者を称賛し、空の交通の発展が国の持続可能な経済成長に寄与すると期待を示しました。
民間航空庁(SSCA)は、まず2025年までに航空旅客数を750万人、貨物を8万トンに増やす目標を設定しています。
2024年にはプノンペン、シェムリアップ、シアヌークビルの3国際空港で計624万人の旅客を取り扱い、前年比22%の増加を記録。現在、31社の航空会社が12カ国34都市とカンボジアを結んでいます。
また、政府は航空需要の増加に対応するため、カンダル州とタケオ州にまたがる場所で「テチョ国際空港」を建設中です。
第1段階の建設費は約15億ドルで、今年7月に開港予定です。
観光業はカンボジアの主要産業の一つなので、この目標を達成し更に経済発展していくことを期待したいです!!
それではまた!!
年 | 外国人観光客数 | 外国人観光客からの収入 |
---|---|---|
2019年 | 約660万人 | 約49億1900万ドル |
2020年 | 約130万人 | 約10億2300万ドル |
2021年 | 約20万人 | 約1億8400万ドル |
2022年 | 約227万人 | 約14億1500万ドル |
2023年 | 約545万人 | 約30億4000万ドル |
2024年 | 約670万人 | 約36億3,000万ドル |
2025年 | 750万人(目標) |
それではまた!!
参考記事:https://www.khmertimeskh.com/501665857/govt-okays-natl-policy-on-air-transport-sets-targets-of-25m-air-passengers/