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【カンボジア経済】国立銀行が金融犯罪対策と経済安定への取り組みを強化へ

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カンボジア国立銀行のチア・セレイ総裁は、クアラルンプールで開催された第6回ブルームバーグ・ビジネス・サミット(ASEAN)で、オンライン詐欺などの国際的な課題に取り組むためには、各国の協力が不可欠であると強調しました。
セレイ総裁は、詐欺組織が国境を越えて活動し、手口がますます巧妙化している現状を指摘し、「互いに責任を押し付けるのではなく、協力して取り締まる必要があります」と述べました。
カンボジアは、国際金融社会の中で信頼性と透明性を備えた国としての地位を確立することを目指していると説明しました。


また、セレイ総裁は、カンボジア政府と国立銀行がマネーロンダリングやテロ資金供与対策を強化しており、国際機関と連携して効果的に取り組む準備が整っていると述べました。
こうした努力は、金融システムの健全性を守り、投資家からの信頼を高めることにつながると強調しました。


さらに、カンボジア経済の安定性についても触れ、堅調なマクロ経済運営と健全な金融政策によって、同国の金融基盤は安定していると説明しました。
加えて、政府が主要インフラへの投資を継続しており、それが投資環境の改善や輸出・市場の多様化を促進し、国際競争力の向上に貢献していると述べました。


こうした取り組みを通じて、カンボジアが信頼される経済パートナーとして、地域と世界においてより重要な役割を果たしていくことを目指しているとのことです。


プリンスグループ事件によって現在カンボジア金融の世界的な信頼は低下しているのは事実だと思います。
現時点で、カンボジアで生活している分には特に日常使いでの銀行口座への影響は感じませんが、外国からの投資には影響が出てくるかもしれません。
また、今まで観光ビザでも外国人顧客に向けて口座開設を許可していたいくつかの銀行が、一時的(もしかすると継続的)にカンボジアで働いている外国人以外への口座開設をストップするという状態にもなっています。


カンボジアが経済成長していく上でこのような問題の解決は欠かせません。
この事件を機にいい方向に修正されていくのを期待します。
一方で、日本のSBIグループが今までカンボジアでSBI Ly Hour Bankという現地企業との合弁で商業銀行を運営していましたが、この度この銀行がSBIグループの100%子会社になるという情報も出ています。https://www.sbigroup.co.jp/news/2025/1028_15847.html
この件に関しては特に日本人にとってカンボジア金融に対する安心感につながるのではないでしょうか!!


それではまた!!


参考記事:https://www.khmertimeskh.com/501780603/nbc-governor-highlights-importance-of-international-cooperation-to-address-emerging-global-financial-crimes/#google_vignette


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