カンボジアとタイは、クアラルンプールで開催された第47回ASEAN首脳会議の場で、ドナルド・トランプ米大統領とマレーシアのアンワル・イブラヒム首相の立ち会いのもと、歴史的な「クアラルンプール和平協定」に署名しました。
両国は国境沿いの衝突を終わらせ、平和を回復する正式な一歩を踏み出します。
合意はフン・マネット首相とアヌティン首相が署名し、トランプ、アンワル両首脳も調印式で演説を行いました。
9項目の共同宣言には、武力行使の禁止、国際法と主権の尊重、国境地域での信頼醸成措置の実施、そして停戦監視団「ASEAN監視団(AOT)」の設置などが盛り込まれています。
また、捕虜の解放や地雷除去、人道支援の推進も明記されています。
特に、国際犯罪防止のための情報共有と国境管理強化が重要な柱とされました。
フン・マネト首相は「歴史的な瞬間」と称し、国際法に基づく平和的解決の原則を再確認。
トランプ大統領とアンワル首相への感謝を表明し、カンボジア兵18人の即時釈放を求めています。
アヌティン首相も平和への決意を示し、兵士の釈放と重火器の撤去を約束しました。
トランプ氏は両国の協力を称賛し、「この合意により何百万人もの命が救われた」と強調。
アンワル氏はトランプ氏の粘り強さを評価し、世界の平和努力の継続を呼びかけました。
今回の合意は、数十年にわたる国境紛争の終結と地域の安定に向けた大きな転換点となります。
フン・セン上院議長も首相の外交努力を称え、日本の茂木外相も両国の停戦進展を歓迎し、地域の平和と発展への期待を示しました。
停戦合意に続き、無事に和平協定が締結されて一安心しました。
国民感情的にはまだこの紛争は終わっていないと思いますので、これからの両国の関係には注視していきたいと思います。
個人的には、陸路国境の再開を期待します。
【カンボジア時事】歴史的和平協定に署名!!カンボジアとタイが長年の対立に終止符へ
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