日本の参議院は、世界最大の自由貿易協定であるRCEPを承認したとクメールタイムズが報じました。
ちなみに下院である衆議院は今月初めに承認しています。
Attention Required! | Cloudflare
RCEPを簡単に説明すると、東南アジア諸国連合(ASEAN)の10の加盟国と、中国、日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランドからなる世界最大の自由貿易協定のことです。
この15の加盟国の人口を合計すると約22.7億人になり、国内総生産は26兆ドル、輸出総額は5.2兆ドルとなります。
日本にとっては、最大の貿易相手国である中国と3番目に大きな貿易相手国である韓国の両方が関与する最初の貿易協定となりますね!!
この協定はすでに各国の署名は終えているものの、6つのASEAN加盟国と3つの非ASEAN諸国によって批准(条約に対する国家の最終的な確認、確定的な同意)されてから60日後に発効することになっています。
すでに批准手続きを完了している国は、中国、シンガポール、タイとなります。
衆議院、参議院の承認を得たということは、日本もこれらの国に続き近々批准手続きを完了させるということになるでしょう。
賛否両論あるとは思いますが、コロナの影響で各国の経済が混乱している今、このような大規模な協定は経済復活のキッカケになると思うので、予定通り発効されることを願います。
それではまた!!