私が宅建士を目指したのは大学4年生の夏休みで、試験までは約2ヶ月しかなく何から始めていいのかわからないところからのスタートでした。
独学で合格する!と意気込んだものの、
どの参考書がいいのか…
2ヶ月で合格するための勉強法はあるのか…
1週間くらいググって時間を無駄にしていたのが懐かしいです!笑
そんな素人の私が独学で多くのプロ(不動産屋さんの皆様)を差し置いて合格率15%の壁を乗り越え、2ヶ月間の勉強で見事に合格した方法を公開します!!
結論を先にいうと、
短期間で合格したいなら勉強順が全てです!!
・宅建とは?
はじめに、宅建試験について少し説明します。
- 宅建試験は全50問の出題で35問正解すればほぼ合格する試験
- 国家資格なのでちゃんと勉強した人には35問解けるようになっている
- テストはマークシート
これなら誰でも受かりそうじゃん!!笑
なんで合格率が低いの??
理由は簡単!!大学受験とは違ってみんなあんまり勉強してないです!笑
毎年受験者数は約20万人で国家資格としてはかなり多い方ですが、
↓会社で無理やり申し込みさせられた
↓マークシートだから勉強しなくてもワンチャンあるっしょ
↓最悪合格できなくても来年も受けれるから大丈夫っしょ
↓ぶっちゃけ宅建持ってなくても仕事はできるし☆
↓勉強より接待、飲み会、合コンの方が大切♡ etc…
受験者の約6割くらいがこんな感じで、ちょっと参考書かじった程度だと思います!(実際当日の試験会場の雰囲気で感じると思います。さらに私も不動産会社で働いていてこのような人を多く目の当たりにしてきました 信憑性高いですよ)
受験資格に「不動産業界に◯年以上勤続」等の縛りがないのも大きく影響しているのでしょう。
ということは、100人中15人が合格する試験で60人は記念受験で、勉強している人は40人!ということは40人中15人合格!?合格率37.5%ですよ!!!!!!
記念受験組がまぐれで(鉛筆転がしとか)で合格する確率を考えても、ちゃんと勉強すれば合格率35%くらいだと思います。
国家資格で合格率35%とかすごくないですか??
弁護士、司法書士、行政書士、宅地建物取引士…カッコイイ
そして、宅建は暗記科目です。
努力は必ず報われる
さあ皆様、2ヶ月間猛勉強しましょう!!!!
・何から始めるべきか
今この記事を読んでいる方々は恐らく試験までの時間がなく、さらに何から手をつけていいかわからない人が大半だと思います。
そんな私と全く同じ境遇の方々は先に下記の参考書4冊を必ず揃えてください。
総額1万円以下です。
宅建士の資格は独学で取得できる数少ない国家資格の一つです。
もちろん短期詰め込みでスクールに通うのもありだとは思いますが費用は10〜20万円かかってしまうのでコスパは悪いと思います。
私は、本屋さんに行って揃えましたが全て揃えるのに5店舗ほど足を運んだことを考えると翌日配送のネット通販で購入することを圧倒的にお勧めします。
配送を待っている間(約1日)になんでもいいので無料一問一答のアプリをダウンロードして、問題を解いておいてください。(何もわからないとは思いますが、わからなくて当たり前なのでとにかく問題を解いて先に進んでいてください!)
このアプリ良さそうです!!無料なのでぜひ!!
・勉強方法
結論から書きます。
① | 基本テキスト7周読んでください※最初の1周は流し読み |
② | 各問題集(宅建士問題集1、2、3)を4周ずつ解いてください ※問題集1は時間がなければ最低2周やってください |
③ | 語呂合わせは全部覚えてください←超大事 |
④ | 基本テキストには書き込みしまくってください |
⑤ | テキスト配送待ちの間にダウンロードした一問一答を鬼のように解いてください |
文字だけ見ると簡単そうに見えますが、2ヶ月間でこれをやるのはなかなかしんどいです。
①②に関しては最初の1周目がとにかくきついので耐えてください。
これを耐えると2週目からがとても楽になり、4週目で天国を見ます。
ちなみに①②③④⑤は基本的に全て同時並行でやってください。
それでは細かく解説していきます。
宅建試験の出題範囲は以下となっています。
- 権利関係(14問)
- 宅建業法(20問)
- 法令上の制限(8問)
- その他(8問)
※次に書くことは宅建試験短期合格のためには超超超大切なので絶対に見逃さないでください。というかここだけでも見てください。
宅建勉強を始めるときは「権利関係」からではなく
「宅建業法」
「法令上の制限」
「その他」
「権利関係」
この順番で勉強してください。
どの参考書を見ても「権利関係」の章が最初にきます。
それは出題順の関係で必然的にそうなるで仕方のないことですが、素直にその順番通りに勉強をしていくと2ヶ月で合格は厳しくなってきます。
理由は「権利関係」が宅建試験の出題範囲で一番難しいからです。
ここに時間をかけすぎると問題を理解したり、答えを理解するのにとても時間がかかり、挫折したり、重要な「宅建業法」「法令上の制限」に時間をかけることができなくなってしまいますので注意してください。
次に…
皆さんに伝えておきたいことがあります。
「宅建業法」「法令上の制限」この二つは満点を狙ってください。
厳しいことを言いますがこの範囲は本当に暗記で点数が取れます。
(多少宅建試験特有の引っ掛け問題はありますが、正確な知識と問題慣れでどうにでもなりますのでご安心くださ!!)
テストでどんなに緊張してようが、どんなに頭が悪かろうが、暗記という努力は裏切りません。
この二つで満点(28点)が取れるようになれば、あとは鉛筆転がしでも合格できる確率は高くなります!!笑
「権利関係」に関しては14点中6点は少し勉強すれば取れるようになっていますし、「その他」に関しても雰囲気で3点は取れる(雑すぎでごめんなさい笑)ので「宅建業法」「法令上の制限」が満点であれば37点獲得で見事皆さん宅建士です!!
①〜⑤の説明
① | 基本テキスト7周読んでください※最初の1周は流し読み |
② | 各問題集(宅建士問題集1、2、3)を4周ずつ解いてください ※問題集1は時間がなければ最低2周やってください |
③ | 語呂合わせは全部覚えてください←超大事 |
④ | 基本テキストには書き込みしまくってください |
⑤ | テキスト配送待ちの間にダウンロードした一問一答を鬼のように解いてください |
①②に関しては上記の通り「宅建業法」「法令上の制限」から読み、解いていってください。
①は最初に全部流し読みしてください(1日で頑張ってください笑)
流し読みで宅建の勉強ってどんな感じかを掴んだら、順番通りに(上記参照)基本テキストをみて問題を解く、解いて基本テキストを見直すの繰り返しです。
②の2周めまでは問題集2、3のみ(権利関係は飛ばす)で大丈夫です!
基本テキストで「権利関係」はチェックしておいてください。
※ちなみに問題集と基本テキストはリンクしているので見直しに超便利です!!
③に関しては、常に意識していてください。基本テキスト2週目以降、問題集1週目からとにかく語呂合わせが出てきたらその場で覚えるくらいの意気込みでお願いします。
※語呂合わせは不動産業界未経験の方の最高の味方です。
④これは基本テキストだけでは足りない知識を蓄積させて行くためです。
問題集1、2、3を解いていくと基本テキストには載っていないことが出てきますので、それを基本テキストに書き込んで自分だけの辞書を作ってください!
⑤は実はとても大切です。特に「権利関係」「その他」の補填として使ってください。勉強にあまり時間をさけない範囲ですので、勉強期間中はSNSの時間を一問一答にかえていきましょう!!
時間割 ※2ヶ月を8週間と4日とします
1〜4週間で「宅建業法」「法令上の制限」重点的に勉強
5〜8週間で上記2科目を極め、「権利関係」「その他」の基礎固め
最後4日で試験直前予想問題集を買って解く。過去問をインターネットから印刷して本番形式で解く。
・最後に
宅建合格に必要な勉強時間は300時間と言われています。
今回のメニューを社会人の方々が実践しようとすると、平日3時間、休日10時間、最後の4日は1日5時間勉強が必要です。
かなりハードではありますがこの努力があれば間違いなく合格します。
最近では大手企業の大規模リストラが世間を騒がせたり、終身雇用制度の撤廃など不安になるニュースが出てくるからこそ、自分自身の市場価値を上げていくことがより大切になると思います。
皆様の宅建士の資格取得に少しでもお力添えできたなら幸いです。
最後にアドバイス!!
試験問題を解くときは「宅建業法」「その他」「法令上の制限」「権利関係」の順番がおすすめです!!
マークミスにだけは気をつけてください!!
それではまた!!