一般的には、住宅ローンが整備されることで住宅需要が安定的に増え、不動産の価値が上昇していくとされています。
これはカンボジアも例外ではなく、実際に多くの不動産ディベロッパーが金融機関と提携して住宅ローンを提供することで、最近はカンボジア国内の実需用が増えてきています!!
良くも悪くも新型コロナウイルスの世界的な流行により、外国人投資家向けに開発されることの多かったプロジェクトに歯止めがかかりました。
個人的には、カンボジア不動産開発業界が実需要向け開発にシフトしたことが住宅ローンの整備を早め、安定した市場の成長が見込める土台づくりに貢献していると考えています!!
そこで、今回は現在のカンボジア住宅ローン事情をまとめていきたいと思います!!
・カンボジアの住宅ローン事情
ここからは銀行が取り扱っている住宅ローンの一般的な基準をまとめていきます。
【融資額について】
総資産価値の70%までが一般的です。
※最終的な融資額は申請者の返済能力に基づいた銀行の裁量になります。
【金利について】
約8%が現時点での相場です。
【融資期間について】
最長20年に設定している金融機関が多いです。
【融資事務手数料について】
総借入額の1%が相場です。
2018年にカンボジアへ移住したときは、金利は14%、融資期間は15年が最長というのが相場だったので、この数年で少しずつですが一般向けに整備され始めてきたなという印象です。
以前記事にしましたが、フィリップ銀行がかなり革新的な住宅ローンを提供したというニュースがありましたね!!
「最大25年間、月額0.69%、物件価格の最大90%カバー」
もしかしたら、今はもっと良い条件で貸し出しでいるかもしれません!!
・最後に
1990年代前半の日本の住宅ローンの金利は6%くらいだったようですね。
カンボジアでも日本のフラット35のような金融商品が誕生すると、一気に不動産市場が盛り上がりそうですね!!
2020年頃から世界の混乱が続いていますが、「カンボジアは成長経済」というのは変わらないと思いますので、不動産だけでなく幅広い分野でカンボジアの情報を発信していきます!!
それではまた!!