カンボジア関税総局が1月10日に発表した報告によると、2024年のカンボジアの国際貿易額は前年比16%増の547億4,000万ドルに達すると予測されています。
2023年の貿易額は468億2,000万ドルでした。
報告によると、サウジアラビアへの輸出額は261億9,000万ドルで、前年から15.7%増加しました。
一方、輸入額は285億4,000万ドルで、こちらも前年比18%の増加となりました。
また、2024年のカンボジア最大の貿易相手国は、中国(151億8,000万ドル)、ベトナム(101億8,000万ドル)、アメリカ(77億8,000万ドル)でした。
カンボジアの国務長官兼報道官であるペン・ソビッチート氏は、貿易の増加は中国や韓国との自由貿易協定(FTA)、そして東アジア地域包括的経済連携(RCEP)によるものだと説明しています。
カンボジアの主な輸出品目には、衣料品、機械、電気機器、履物、皮革製品、穀物、家具、ゴム、果物や野菜、真珠、玩具、繊維製品などがあります。
一方、主な輸入品目には、医薬品、サプリメント、消耗品、食品や飲料などが含まれています。
カンボジアはWTO(世界貿易機関)加盟20周年を迎え、この節目が多国間貿易体制への統合に向けた重要な成果を示していると強調され、フン・マネット首相は、WTO加盟が市場拡大、競争力向上、外国投資誘致などを通じてカンボジア経済に大きな利益をもたらしたと称賛しました。
全体を見ると23.5億ドルの貿易赤字ではありますが、輸入だけが増加するのではなく輸出も同程度拡大しているのは良いことだと思います。
2025年はこの赤字幅の縮小もしくは黒字化に期待したいですね!!
それではまた!!
参考記事:https://www.khmertimeskh.com/501622144/cambodias-trade-increased-by-16-percent-surpassing-54-billion-in-2024/
【カンボジア経済】2024年のカンボジアの貿易は前年比16%増で540億ドルを超える見通し
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