カンボジアのスン・チャントール副首相は、フナン・テチョ運河(FTC)プロジェクトが資金不足で遅延しているとの一部国際メディアの報道を否定し、プロジェクトは予定通り、または前倒しで完了すると断言しました。
CDC投資プロジェクトマネジメント(cdcIPM)の立ち上げ式典での発言で、副首相は、プノンペン-シハヌークビル高速道路を8か月早く完成させた実績を例に挙げ、政府の能力を強調しました。
副首相は、一部の報道を「全く根拠のないもの」と批判し、「正確な情報を報じるべき」とメディアに求めました。
また、FTCプロジェクトが資金不足で中断したとの報道についても、「実際には建設は順調に進んでいる」と説明し、土地収用や補償に関する懸念についても触れ、住民の補償に関して公平な評価を行っていると述べました。
プロジェクトに伴い影響を受ける住宅数は当初1,585軒とされていましたが、最新の調査では2,305軒に増加。そのうち移転が必要なのは400軒にとどまると報告されました。
さらに、樹木139,163本を含む影響範囲を詳細に評価するため、別の専門会社も雇用されています。副首相は、「住民への適切な補償を確実にするため、徹底的に調査を行っている」と強調しました。
運河建設では、水位が下がるのを待ってから主要な工事が進む計画です。
また、政府は住民の土地を奪っていないと明言し、影響のある住民への公正な補償を進めていると説明し、ドローンや衛星画像を活用し、運河のルートの見直しと進捗管理を行っているとのことです。
副首相は、「国際メディアの報道は事実を歪曲しており、プロジェクトの進行を正しく反映していない」と主張。「政府は国民の利益を最優先に考え、公平で持続可能なプロジェクトを目指している」と述べました。
このようなフナン・テチョ運河に対するネガティブな報道がされていたことは知りませんでしたが、この一部国際メディというのはきっとあの国のメディアだろうという想像はつきます。笑
工事の全てを見ているわけでは無いので断定はできませんが、工事現場の一部を見たことがあるので順調に進んでいるかどうかは置いておいて、工事自体が行われているのは事実です。
この運河の完成はカンボジアにとって歴史的転換点となり、多くの利益をもたらすものになります。
必ず完成させて欲しいです。
それではまた!!
参考記事:https://www.khmertimeskh.com/501599809/ftc-to-be-completed-as-scheduled-says-chanthol/
【カンボジア経済】一部国際メディアの報道を否定し、フナン・テチョ運河は予定通り完成すると副首相は語る
記事内に広告が含まれています。