カンボジアのハック観光大臣は、日本で開催中の「ツーリズムEXPOジャパン2025」および閣僚級円卓会議に出席する実務訪問の一環として、観光・民間セクター省の代表団と共に全日本空輸(ANA)の代表と会談しました。
観光省が土曜日に発表した声明によると、会談の中でハック大臣は、ANAが日本人や外国人旅行者をカンボジアに運び、同国の観光発展に貢献してきたことに対し、感謝と高い評価を表明しました。
さらに同大臣は、カンボジアが持つ観光資源の豊かさ、平和で安全な環境、観光客が安心して滞在できる治安状況、そして近代的なテチョ国際空港の整備などを挙げ、今後両国間の観光交流をさらに拡大できると強調しました。
その上で、ANAに対し、かつて運航していた日本とカンボジアを結ぶ直行便の再開を検討してほしいと要請しました。
なお、ANAは2016年から2020年にかけて、成田-プノンペン間の直行便を運航していました。
この路線は両国間の経済・観光交流を支える重要な役割を果たし、多くの日本人ビジネス客や観光客の利用がありました。
しかし、新型コロナウイルス感染拡大に伴う航空需要の急減や国際路線の縮小を受けて運休となり、その後再開には至っていません。
ハック大臣の今回の要請は、コロナ後の観光回復が進む中で直行便を復活させ、より多くの旅行者を呼び込みたいという強い期待の表れだと思います。
カンボジア政府は、ANAの直行便が運休してから複数回ANA側に再開の要請をしています。
しかし、いまだに実現には至っていません。
テチョ国際空港の開港によって、他国からの直行便の数が少しずつ増えているので、日本人としてはこの機にANAのカンボジアと日本の直行便が復活してくれることを祈りたいです…が、すぐに再開とはいかないと思います。
カンボジア人の日本への観光需要の増加と日本人のカンボジアへの観光需要増加によって近い将来、復活してくれることに期待です。
このブログが少してもカンボジアへの興味や渡航のキッカケになれていたら嬉しい限りです。
それではまた!!
参考記事:https://www.khmertimeskh.com/501763329/tourism-minister-requests-japanese-airline-all-nippon-airways-ana-to-resume-direct-flights-to-cambodia/
【カンボジア経済】復活はあるのか?観光相がANAにカンボジア直行便再開を要請

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