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【カンボジア経済】EV時代へ!!電気自動車登録620%増、カンボジアの街に変化が訪れる

ニュース速報
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カンボジア政府が電気自動車(EV)の普及を後押しするために、道路税の引き下げを発表しました。
これは経済財政省を通じて行われた措置で、2024年から2030年までの「EV開発に関する国家政策」を支援する狙いがあります。
今回の減税対象となるのは、乗用車や小型の貨物EV、軽乗用車などで、車両の年数によって税額が変わります。
たとえば、5年未満のEVは10万〜80万リエル、5〜10年経過した車は8万〜40万リエル、さらに10年以上経過した車は6万〜20万リエルの範囲で課税されるとのことです。
細かい金額は車の定格電力によって決まる仕組みです。


こうした政策の背景には、EVの利用が急速に拡大している現状があります。
公共事業運輸省によれば、2024年には2,253台のEVが登録され、前年より620%も増加したそうです。
特に人気ブランドはBYD、トヨタ、テスラで、加えて電動トゥクトゥクや電動バイクも街中でよく見かけるようになりました。
僕自身プノンペンを歩いていても、以前はほとんど見なかったEVや電動トゥクトゥクが少しずつ増えているのを実感します。
実際に配車アプリでタクシーを呼ぶと以前はプリウスがメインでしたが、最近はEV車が来ることもあります。


さらに政府は、EVの国内組み立てを促進するため、バイクやトゥクトゥクを含むEV生産への投資に対して、関税や特別税、VATを合わせた総輸入税率を50〜90%も引き下げる優遇策を設けています。
国内で組み立てられたEVについては、現地化の割合に応じて税率を60〜100%削減する仕組みです。
これは単に輸入を増やすだけでなく、国内産業の育成や雇用創出にもつながる可能性があると思います。


カンボジアがこれほど積極的にEVを普及させようとしているのは非常に前向きな動きだと感じます。
東南アジアではまだガソリン車が主流ですが、税制面でのインセンティブがあれば、人々がEVを選びやすくなるでしょう。
ただし、充電インフラの整備や中古EVの品質確保といった課題も残されています。
それでも、こうした政策が進めば、近い将来カンボジアの街並みがより環境に優しいものへと変わっていくのではないかと期待しています!!


それではまた!!


参考記事:https://www.phnompenhpost.com/business/government-driving-ev-uptick-with-reduced-road-taxes

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