トルコ航空が2025年12月10日からイスタンブールとプノンペンを結ぶ直行便を就航させると発表しました。
世界130か国350以上の都市にネットワークを広げる同社にとって、東南アジアの新興市場であるカンボジアを新たに結ぶことは、非常に大きな意味があると感じます。
発表は9月16日に行われたフオット・ハク観光大臣と駐日トルコ大使との会談後に行われ、観光促進への期待が示されました。
カンボジアでは近年、テチョ国際空港の開港などインフラ整備が進み、観光客の受け入れ体制が着実に整ってきています。
2025年1月から7月までにアンコール遺跡を訪れた外国人観光客は約62万人と前年より5%以上増加し、チケット収入も2,800万ドルを超えました。
この数字は、観光需要が回復傾向にあることを裏付けています。
個人的には、この直行便はカンボジアにとって非常に追い風になると思います。
トルコは欧州と中東のハブであり、そこからプノンペンに直接来られるようになることで、今まで乗り継ぎを敬遠していた旅行者層もカンボジアを訪れるようになるはずです。
特にアンコール遺跡は世界的に知名度が高く、アクセスが改善されれば観光客の増加はさらに加速するでしょう。
ただ一方で、観光客が増えることによる課題も見えてきます。
遺跡や自然環境への負担、交通インフラの混雑など、持続可能な観光をどう実現していくかが次の課題になると感じます。
それでも、国際的な関心を集めるためには交通アクセスが最重要ですから、この新路線の意義は計り知れません。
初飛行に向けたカウントダウンが始まり、観光業界全体が大きな期待を寄せています。
この直行便がカンボジアの観光立国としての地位をさらに高める大きな一歩になることに期待です!!
それではまた!!
参考記事:https://construction-property.com/major-airline-to-launch-direct-flights-to-cambodia-starting-december/