カンボジア郵政電気通信省(MPT)は2025年9月15日、スイスの半導体大手STマイクロエレクトロニクスと人材育成に関する協定を結びました。
これは、カンボジアで今後の半導体産業を発展させるための重要な一歩とされています。
調印は、チア・ヴァンデット郵政電気通信大臣と、STマイクロエレクトロニクス社のロレンツォ・グランディ社長兼CFO、さらにアジア地域担当副社長ベルトラン・シュトルツ氏ら経営幹部との会談の中で行われました。
両者は協議の中で、半導体技術がデジタル社会を支える中核であり、持続可能な生産体制を築くには人材育成と専門知識の共有が欠かせない点を確認しました。
STマイクロエレクトロニクスはスイスに本社を構え、AppleやTesla、Bosch、HPといった世界的企業を顧客に持つ半導体メーカーです。
ヨーロッパやアジアで広く事業を展開しており、最先端技術と豊富な経験を持つ同社との提携は、カンボジアにとって大きな意味を持ちます。
今回の合意は単なる技術協力にとどまらず、人材への投資を軸に、将来的にカンボジアを半導体分野の有力な拠点へと成長させる可能性を秘めています。
教育や研修を通じた人材基盤の強化は、国内の技術力向上だけでなく、国際的な競争力を高める鍵となるでしょう。
今後カンボジアがより付加価値の高い製品を製造していくことが課題とされている中で、
半導体産業はとても重要になってくると思います。
世界的にも半導体の需要が拡大していく中で、カンボジアが有力な生産拠点になれるかどうか、今後も注目していきたいと思います!!
それではまた!!
参考記事:https://construction-property.com/cambodia-and-switzerland-forge-partnership-to-enhance-semiconductor-manufacturing-expertise/
【カンボジア経済】人材育成から始まるカンボジアの半導体戦略

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