カンボジア関税・消費税総局(GDCE)は、2026年上半期(1~6月)の税関歳入が前年同期比4.5%増となったと発表しました。輸出入の拡大や経済活動の回復を背景に、税収は堅調に推移しています。一方で、政府は貿易円滑化と不正輸入対策を両立させながら、安定した歳入確保を目指す方針です。
■ 発表の概要
関税・消費税総局(GDCE)によると、2026年上半期の税関歳入は前年同期比4.5%増となり、政府が計画する年間歳入目標に対して順調な進捗となりました。
税収の増加は、輸出入取引の拡大に加え、税関手続きのデジタル化や徴税体制の強化が寄与したとみられています。また、密輸や関税逃れへの取り締まりを強化したことも、歳入増加の一因となっています。
■ 背景
2026年上半期のカンボジアでは、輸出額が前年同期比19.5%増の約170億ドルとなるなど、貿易が堅調に拡大しています。製造業への外国直接投資(FDI)の増加や農産物輸出の拡大を背景に、輸出入貨物の取扱量は引き続き増加しています。
政府は近年、税関システムの電子化やリスク管理の高度化を進めるとともに、物流インフラの整備や新たな物流法の制定を推進しています。こうした制度改革により、通関手続きの効率化と徴税能力の向上を同時に実現し、企業活動を支えながら税収基盤を強化する取り組みを進めています。
■ 今後の見通し
政府は今後も税関行政のデジタル化を進め、不正輸入の防止と適正な徴税を強化する方針です。また、新テチョ国際空港やシアヌークビル港の拡張、物流インフラの整備が進むことで、輸出入量のさらなる増加も期待されています。
市場関係者の間では、世界経済の減速や通商政策の変化など外部リスクは残るものの、貿易の拡大が続けば税関歳入も安定的に推移するとの見方が広がっています。税収の増加はインフラ整備や公共サービスへの財源確保にもつながるため、カンボジア経済の持続的な成長を支える重要な指標として注目されています。
それではまた!!
※本記事は海外報道を参考に内容を整理し、独自に再構成しています。
参考記事:https://www.khmertimeskh.com/501947882/cambodias-first-half-customs-revenue-rises-4-5/

