米国の主要企業で構成されるUS-ASEANビジネス協議会(USABC)の代表団は、カンボジア政府との会談で、同国の製造業や産業政策に対する高い評価を示しました。代表団は、カンボジアをASEAN地域における有望な生産拠点と位置付け、先端技術や人材育成を含む幅広い分野で協力を拡大する意向を表明しています。政府も海外企業との連携を通じて産業高度化を加速させる方針です。
■ 発表の概要
工業・科学・技術・イノベーション省のヘム・ヴァンディ大臣は、USABC代表団と会談し、カンボジアの産業政策や投資環境について意見交換を行いました。
会談では、米国企業側がカンボジアの安定した経済成長や製造業の発展に強い信頼を示したほか、応用研究(Applied Research)や技術革新、人材育成、中小企業(MSME)の競争力強化などの分野で協力を深める考えを表明しました。また、半導体や電子機器など高付加価値産業への発展に向けた連携についても議論が行われました。
■ 背景
カンボジアでは近年、外国直接投資(FDI)の流入を背景に、大規模工場数が増加しています。従来の縫製・履物産業に加え、電子機器、自動車部品、精密機器などへの投資も拡大しており、ASEANの新たな製造拠点として存在感を高めています。
政府は、経済特区(SEZ)の整備や投資優遇制度の拡充に加え、物流インフラやデジタル化への投資も進めています。また、RCEPや中国・韓国・UAEとの自由貿易協定(FTA)を活用し、多様な輸出市場の開拓を進めることで、製造業の国際競争力向上を目指しています。
■ 今後の見通し
今後は、米国企業との協力を通じて、研究開発や高度な製造技術の導入、人材育成がさらに進むことが期待されています。政府は単なる工場誘致にとどまらず、高付加価値産業への転換や国内サプライチェーンの強化を重点政策として掲げています。
また、米国企業の前向きな姿勢は、他国企業による投資判断にも好影響を与える可能性があります。市場関係者の間では、日本企業を含む海外メーカーの追加投資や生産拠点の拡大が進めば、カンボジアはASEANの重要な製造・輸出拠点としてさらに存在感を高めるとの期待が広がっています。
それではまた!!
※本記事は海外報道を参考に内容を整理し、独自に再構成しています。
参考記事:https://www.khmertimeskh.com/501948465/top-us-firms-affirm-confidence-in-kingdoms-industrial-sector/




