カンボジア政府は、アルコール飲料と糖分を含む清涼飲料を対象に、景品付き販売を禁止する新たな規制を発表しました。缶のプルタブやボトルキャップを利用した懸賞企画や抽選キャンペーンなどが対象となり、2026年9月30日までに終了するよう求められています。政府は市場の健全化と公平な競争環境の整備を目的としており、飲料業界の販売手法に大きな転換を促す政策として注目されています。
■ 発表の概要
経済財政省(MEF)は、酒類および糖分を含む飲料を対象に、景品付き販売や懸賞キャンペーンを禁止する指針を公表しました。
規制の対象には、缶のプルタブやボトルキャップを利用した当選企画のほか、抽選、スクラッチカード、クーポン、ポイントカード、QRコードを利用したキャンペーンなど、景品が付与される販売促進活動が含まれます。また、景品付き商品の新たな製造や輸入、販促用商品の配布も禁止されます。
一方で、小売店や販売代理店向けの通常の値引き販売は一定条件のもとで認められます。さらに、グラスやTシャツ、傘など飲料そのものではない販促品については、一定の価格範囲内で引き続き提供が可能とされています。
■ 背景
カンボジアでは長年、ビールや清涼飲料の販売促進策として「当たり付きプルタブ」や「当たり付きボトルキャップ」が広く普及しており、高額賞金や自動車などの景品を用意したキャンペーンが販売競争を激化させてきました。
政府はこうした販売競争を見直し、業界全体で公平な競争環境を整備するとともに、責任ある販売活動を促進する必要があると判断しました。今回の規制は、2026年5月に打ち出された酒類・清涼飲料市場の新たな管理方針に基づく措置であり、市場ルールの標準化を図る狙いがあります。
■ 今後の見通し
新規制により、飲料メーカー各社は従来の景品付き販売から、商品の品質やブランド力を重視した販売戦略への転換を迫られる見通しです。広告や価格戦略、ブランドイメージを活用した競争がこれまで以上に重要になると考えられています。
また、政府は今回の措置によって市場の透明性を高め、健全な競争環境を整備することで、国内飲料産業の持続的な発展につなげたい考えです。市場関係者の間では、短期的には販売促進方法の見直しが必要となるものの、中長期的には業界全体の健全化や消費者保護につながるとの見方が示されています。
ビールを飲む時の楽しみの一つとしてとても親しみがあったので、個人的には少し残念な気持ちですが、仕方ないですね…
それではまた!!
※本記事は海外報道を参考に内容を整理し、独自に再構成しています。
参考記事:https://www.khmertimeskh.com/501932912/govt-bans-prize-based-promotions-for-alcoholic-sugary-drinks/

