ASEAN投資レポート2022によると、東南アジアでは2021年に海外直接投資(FDI)が42%急増し、その傾向は今年も続いており、一部の国では記録的なレベルのFDIが見られると報告されています。
Global Investors Eye Investments in ASEAN to Diversify Risk; Cambodia to Gain Benefit
Southeast Asia saw foreign direct investment surge by 42% in 2021, and that trend has continued this year, with some cou...
ASEANへのFDI急増の理由の1つは、大多数の投資家が生産拠点を多様化することでリスクを分散しようとしていることにあるようです。
また、発展途上国へのFDIに置いては、ASEANは中国に次ぐ第2位の地域となっています。
世界銀行のチーフエコノミストであるAaditya Mattoo氏は、これまでのところ最大の受益者はベトナムであり、マレーシアとカンボジアにも利益をもたらしていると述べています。
ほとんどのFDIは製造業に流れていますが、今後はグリーン産業や持続可能な産業への投資を呼び込み、労働力のスキルを向上させていく必要があるとも述べています。
カンボジア開発評議会 (CDC) のデータによると、カンボジアは今年1月から8月までに123の外国投資プロジェクトに対して約33億米ドルを受け取りました。
また、カンボジア商工会議所副会頭のLim Heng氏は、カンボジアの新しい投資法と貿易協定 (カンボジアと中国の自由貿易協定、地域包括的経済連携協定、貿易特恵制度) によって外国投資の流れが促進されたと述べています。
多くの事業体や、個人投資家がハンデミックや紛争などによって資産をリスクに晒しているという感覚があるのでしょう。
その中で、分散投資先としてASEANに注目が集まっているというのは個人的に嬉しいですね!!
また、この時期においてASEANが注目されているということは、投資先として将来性があるということの裏付けになるかと思います!!
それではまた!!