カンボジア商務省(MoC)のiTrade速報によると、同国の電子商取引(eコマース)市場は急成長を遂げており、2024年の市場規模は15億1,000万ドル、2025年には17億8,000万ドルに達する見込みです。
これは年平均成長率17.88%を示し、デジタル化の進展が背景にあります。
主な数値とデータのまとめ
- ASEAN市場でのシェア:1.3%
- ASEAN全体の市場規模
- 2024年:1,163億6,000万ドル
- 2025年:1,372億4,000万ドル
- カンボジアのGDPに占める割合(2024年予測):6.68%
- モバイル・インターネット契約者数(2024年):2,190万人
- SNSユーザー数
- Facebook:1,165万人
- TikTok:約1,000万人
- 決済手段のシェア
- QRコード:47.15%
- 現金:26.5%
- モバイル送金:13.3%
- その他:13.05%
- 主な銀行シェア
- ABA銀行:46.89%
- ACLEDA銀行:30.90%
- Wing銀行:17.02%
- 人気商品カテゴリー
- ファッション:23%
- 食品・飲料:20%
- 美容・パーソナルケア:19%
- テクノロジー・家電:14%
- 1回の買い物での支出額:11〜50ドルが多数
FacebookやTikTokなどのSNSが販売に大きく活用され、ソーシャルコマースが主流となっています。また、「今買って後で支払う」サービスの導入も進んでおり、消費行動の変化を促しています。
政府は、安全で競争力のある環境を整えるために以下のような施策を進めています:
- トラストマーク制度の法整備
- VAT登録手続きの簡素化
- デジタル政策枠組み(2021〜2035年)
- 事業登録のワンストップ化
しかし、デジタルクリエイターのソファット・チィ氏は、カンボジアのeコマースはまだ発展途上で、国内に強力なプラットフォームが不足していると指摘。
多くの消費者はタオバオやラザダなどの外国サービスを利用しています。
それでも彼は、eコマースが雇用の創出や起業の機会を広げ、経済に大きな利益をもたらすと期待を示しています。
特にソーシャルメディアは、企業の成長やマーケティングに欠かせない存在となっています。
日本でいう楽天市場やアマゾンなどの強力なプラットフォーム誕生すれば、さらにカンボジアのe-コマース市場は拡大していきそうですね!!
カンボジア生活が便利になるのが楽しみです!!
それではまた!!
参考記事:https://www.khmertimeskh.com/501680650/cambodias-e-commerce-market-set-to-hit-1-78-billion-in-2025/