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【カンボジア経済】タイ・カンボジアの海洋資源協定、破棄か継続かの岐路

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タイ政府は、カンボジアとの石油・ガス共同探査に関する協定「MoU44」を含む二つの覚書(2000年のMoU43、2001年のMoU44)の扱いについて、国民投票を行う方針を示しました。


MoU44はタイ湾の重複請求地域(OCA)での資源開発を目的に結ばれたものですが、20年以上成果が出ず、3,000億ドル規模とされる資源の活用は停滞しています。
アヌティン首相は協定破棄に個人的に賛成する一方で、主権や安全保障に関わる問題は国民の判断に委ねるべきだと説明しました。


OCAには膨大な天然ガスと原油が埋蔵されていると推定されますが、国民投票による不透明感が強まれば、カンボジアの資源開発や外国投資誘致に深刻な影響を与える可能性があります。
専門家は、政治リスクが高まれば企業は投資を控え、資源開発の遅れが経済成長やエネルギー安全保障を損なうと指摘しています。


タイ湾の資源開発はカンボジアのエネルギー輸入依存を解決する可能性があったので、開発の停滞は中止はカンボジア経済にとってはネガティブな内容になりますね。
タイの国民投票の結果は、共同開発が進むのか、それとも貴重な資源が手つかずのまま埋もれ続けるのかを左右し、両国の戦略的利益にも大きく影響することになりそうです。
タイの首相個人が破棄に賛同しているということは、タイ側としては破棄に向かっていくことになるような気がします。


国境紛争前までは、ようやくいい感じに進んでいく兆候が見えていただけに残念ですね。
引き続き、情報を追っていきます。


それではまた!!


参考記事:https://www.khmertimeskh.com/501765769/thai-referendum-could-derail-300b-energy-project-with-kingdom/

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