カンボジア国内旅16州目、「コッコン州(Koh-Kong province)」。
首都プノンペンから南西に約300km。
タイと国境を接しており、海、山、川、島と多様な自然を有する魅力的な州。
今回は、コッコン州で満喫したいくつかの観光スポットを紹介します!!
タタイ ウォーターホール(Tatai Waterfall)
今回の旅の一番の目的地「タタイ ウォーターホール(タタイの滝)」。
この滝の存在を知ったのはポストカード。
ロシアンマーケットでおじさんから買ったポストカードに写っていた滝。
「これはカンボジアだ!」って言われたので調べてみると、コッコン州にある「タタイ ウォーターホール」でした。
それ以来コッコン州へ行くときは絶対に行くって決めていました。
タタイ ウォーターホールへは、陸路で行くよりも川を上流に向かって進む方がよい。という地元の人からの助言を聞き、ツアーを予約して出発。
川を北上すること約30分。
見えてきました!!が…「あれっ!?」写真と違う。
現在、乾季真っただ中(3月上旬)。
12月から約3か月一滴も雨が降っていないので…、水量が岩幅の3分の1以下になっていました(笑)
それでも岸にはたくさんの小舟が浮かんでおり、たくさんのカンボジア人が訪れて滝を楽しんでいました。
滝のサイドには小屋がたくさん並んでおり、お菓子屋や食べ物が販売され飲み食いができそうでした。
着替える場所はなく、服のまま泳いで周辺の適当な場所で着替え。
私たちは始めから水着で出陣し、濡れたまま宿まで帰りました。
水はあたたかくてぬるい温泉。
水量は少なかったですが、逆に岩肌を歩いたり安全に泳いだりすることができました。
でも、次回は雨期に再訪問して壮大な滝の姿も見てみたいです!
マングローブ・フォレスト(Mangrove Forest)
海と川の両方を有するコッコン州では「マングローブ」も楽しめます。
マングローブとは、熱帯・亜熱帯地域の河口水域の淡水と海水の混ざり合う場所に生息している植物。
根が陸上まで出てきて複雑に絡まり、その根が多様な生物の住処になったり、水を浄化したりと重要な役割を果たしています。日本では、沖縄で見られるマングローブが有名。
ゆっくり歩いて30分~1時間。入場料は、5000リエル($1.25)。
マングローブ林の中に遊歩道があり、奥まで散策することができます。
遊歩道の奥には、小さな商店や食事を持参して楽しめる小屋、吊り橋や高台がありました。
奥に行けば行くほど水がきれいでした。
カンボジア人のお客さんが多く、細い遊歩道は譲り合いながら笑顔ですれ違いました。
地元の雰囲気も楽しめるマングローブ林でした。
Khun Chhang Historical Stupa(コンチャン コンパエン)
コッコン州のモニュメントを通り過ぎ、「コッコン橋(Koh Kong bridge)」を渡っていると、海に何やら大きなモニュメントが。
何やらお祈りをしている場所のよう。
後日、コッコン州出身のカンボジア人に聞いてみると、その場所にまつわる昔のお話を教えてくれました。
カンボジア人は、ここを「コンチャン コンパエン」と呼んでいます!コンチャンさんとコンパエンさんのお墓ですよ!
~コンチャン コンパエンのお墓のお話~
昔、2人の男性がいました。一人は、身体は太っており男前ではないけれど、お金持ちの男「コンチャン」。もう一人は、軍の上官を務める「コンパエン」。コンパエンは、ポムさんという女性と結婚していました。しかし、コンチャンはコンパエンの妻「ポムさん」を愛していました。
ある時、コンパエンは戦争へ行かなければならなくなりました。コンパエンの不在中、コンチャンは「コンパエンは戦場で死んだ。」という悪い噂を流し、ポムさんに求婚。ポムさんは、旦那さんは死んでしまったという思いと、いつまでも自分を愛してくれるコンチャンの気持ちに応えて、コンチャンと再婚をしました。
そして、とうとうコンパエンが戦場から帰ってきました。しかし、ポムさんはいつのまにか2人の男性を愛してしまい、どちらかの男性を選ぶことはできないと…。そのことが罪に問われ、ポムさんは処刑されてしまいました。
海にたたずむ大きな岩とモニュメントは、そのお話の男性「コンチャン」と「コンパエン」のお墓だそう。
妻「ポムさん」のお墓じゃないの!?って思いましたが…。
カンボジア人は、よくこういったお話を言い伝え、祀って今でも熱心にお祈りをする姿が見られます。
なんだか、すてきだと感じます。
私も一緒にお祈りさせてもらいました。
Bakhlong Beach (バクロン ビーチ)
ビーチも行ってみました。
海沿いにいくつかのビーチがありますが、今回行ってみたのは「Bakhlong Beach (バクロン ビーチ)」。
海ではたくさんの人が海水浴を楽しんだり、海沿いのレストランで食事を楽しんだりしていました!
ビーチからは水平線しか見えません!
地図で見ると、この海はタイランド湾。
今回は、海沿いのレストランでランチ。
次回は泳いでもいいな~と思いました!!
さいごに…
今回訪れた場所のうち、タタイ滝はコッコンの中心地から車で1時間弱。
残りの場所はコッコンの中心地にまとまっています。
しかし、配車アプリ「PassApp」を使うことができなかったので、英語もできる宿でツアーを申し込むのがよいかも。
中心地へ行くまでの道もきれいに舗装されていないので、移動方法を明確にしておくのがおすすめ!
次回は、コッコン旅の移動方法や宿泊先をまとめます。
それでは~。
ライターさんの紹介!!
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座右の銘:生きてるだけで丸儲け、死ぬこと以外かすり傷。
旅のモットー:他力本願。ハプニングはネタ。
クメール語勉強中、英語永遠に勉強中、カンボジア生活2年になりました。思いつきで始めたカンボジア25州制覇の道のりをゆる〜く発信。よろしくお願いします!
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