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【カンボジア経済】米国のリップル社も注目!!カンボジアの再生可能エネルギー計画

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カンボジアの鉱山エネルギー省(MME)は、2030年までに総電力ミックスの70%を再生可能エネルギー(RE)源で賄うという目標に向けて取り組みを加速させています。
2029年までに総容量約6GWの発電プロジェクトを計画しており、2024年末までに13件の新規プロジェクト(合計1,275MW)が発表されたようです。


米国のフィンテック企業リップル社もカンボジアの再生可能エネルギー分野への投資に興味を示しており、同社の共同創設者クリス・ラーセン氏は、フン・マネット首相との会談でこの意向を伝えました。
リップル社は、米国市場における太陽光パネルの需要増加に対応するため、カンボジアのエネルギー事業に投資する計画を進めています。


現在、カンボジアの年間発電量の約50%は再生可能エネルギー源から得られており、政府はこれを2030年までに70%に引き上げる目標を掲げています。
また、電気自動車(EV)分野にも成長の可能性があり、充電ステーションの整備や労働者のスキル向上が課題とされています。


「電力開発計画(PDP)2022-2040」では、太陽光発電の割合を大幅に増加させることが提案されており、カンボジアの太陽光発電設備容量は2022年に432MWとなり、2030年までに1,000MWに増加し、さらに2040年までに3,155MWにまで増加し、この期間に約800パーセントの増加が提案されています。
また、計画によれば地元の水力発電は2030年までに1,330MWから1,560MWに、2040年までに3,000MWに増加する予定で、もう1つのクリーンエネルギー源である再生可能バイオマスによる電力は、2022年の27MWから2030年には98MW、2040年には198MWに増加する予定とのことです。


こうしたエネルギー転換には莫大な投資が必要であり、民間部門の参加や国際的な開発パートナーの支援が欠かせません。
また、これらの取り組みは2050年までにカーボンニュートラルを目指すカンボジアの長期目標を支えるものです。
発電能力の高い火力発電所などの増設は考えてなさそうなので、是非ともこの計画を上手く遂行して行って欲しいものです。


それではまた!!

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