2024年にカンボジアの農業部門は大きな成長を遂げ、主要な輸出品目の輸出額が大幅に増加しました。
輸出品には米、バナナ、マンゴー、キャッサバ、カシューナッツ、トウモロコシ、コショウ、タバコなどがあり、これらの輸出品の主な輸入先は、中国、ベトナム、タイです。
カンボジア商務省の報告書によると、2023年1月から11月までに水稲輸出で12億7,100万ドル、精米輸出で4億3,800万ドルを記録し、それぞれ前年同期比16.42%、3.97%の増加となりました。
さらに、キャッサバの輸出額は6億2,200万ドル(13.42%増)、ゴムは5億2,300万ドル(15.81%増)、カシューナッツの輸出は5億200万ドル(31%増)、生鮮マンゴーは1億3,800万ドル(24%増)と顕著な伸びを示しましたが、バナナの輸出は1億3,800万ドルで前年より11.2%減少しました。
また、トウモロコシやコショウ、リュウガン、サトウキビ砂糖などの他の農産物は合計で3億1,000万ドルの収入を生み出しました。
農林水産省のキム・フィナン国務次官によれば、カンボジアの農産物輸出はほぼ全てが正式な手続きで行われており、これは輸出品の品質が向上し、新たな市場が開拓された成果であるとしています。
また、政府の政策は国内の食料安全保障を確保するだけでなく、高品質な農産物を輸出することでカンボジア経済の発展を支えています。
農業はカンボジア経済を支える4つの柱の1つと位置付けられており、政府は農業を家庭農業から商業農業へと進化させるため、新たな戦略的政策を進めています。
この政策には、付加価値のある製品を通じて農家の収入を増やすことが含まれます。
さらに、政府は2025年までに全国のコミューンに農業関係者1,300人以上を配置し、農家の支援、農業協同組合の結成、生産チェーンの効率化を図る方針を打ち出しました。
これらの取り組みは、カンボジアの農業部門が他の部門よりも高い回復力を持ち、社会経済発展において重要な役割を果たしていることを示しています。
特に、人口増加などにより”米”の需要が世界的に増加すると思いますので、質が良いとされるカンボジアの米の需要も更に増加してくるのではないでしょうか!!
引き続きカンボジア経済成長の基盤として農業部門には頑張ってもらいたいですね!!
それではまた!!
参考記事:https://www.khmertimeskh.com/501619716/key-agricultural-products-see-significant-surge-in-2024/
【カンボジア経済】農業部門は2024年に目覚ましい成長を遂げ主要農産物の輸出が大幅に増加
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