カンボジアのバベット市で、大規模なごみ処理場の建設が正式に始まりました。
場所はスヴァイリエン州のトラン・ムテス村で、面積は21ヘクタールに及びます。
2025年1月31日に行われた起工式は、市の環境インフラを改善する重要な一歩となりました。
このプロジェクトは、アジア開発銀行(ADB)の「住みやすい都市プロジェクト」の一環として進められています。
カンボジア政府とADBの協力により、2021年12月8日に締結された契約のもと、1億9320万米ドルの融資と政府からの1320万米ドルの拠出金で実施されます。
プロジェクトの期間は6年間で、2028年5月31日に完成予定です。
この計画には、バベット市とポイペト市、カンポット市の計4つのサブプロジェクトが含まれています。
バベット市のごみ処理場は、廃棄物管理とインフラ整備の2つの主要部分で構成されます。
主な内容
- 第1部:ごみ処理用の5つの埋立地と、汚水管理システムを整備
- 第2部:管理棟、警備所、液体廃棄物貯蔵タンク、計量所、駐車場、公園、食堂などの施設を建設し、効率的なごみ分別や堆肥化を促進
このプロジェクトにより、バベット市の環境が改善されるだけでなく、経済発展にもつながります。
また、「クリーンシティ」イニシアティブへの参加を通じて、市の持続可能な発展と住民の生活向上が期待されています。
また、建設が進めば、より緑豊かで清潔な街の実現につながることになります。
現在、カンボジア首都プノンペンとベトナムとの国境の街バベットを繋ぐ高速道路が建築されています。
この高速道路が完成すれば、ベトナムの大都市ホーチミンへのアクセスが大幅に改善されて、観光や貿易が促進されることが期待されています。
それを見越した形で、バベット市周辺には多くの経済特区が建設中となっています。
今後、カンボジアの重要な経済拠点となる街なので、このような街の美化や、生活水準を向上させるためのインフラ整備プロジェクトはとても大切だと思います!!
このごの発展に期待です!!
それではまた!!
参考記事:https://construction-property.com/bavet-city-takes-a-major-step-towards-sustainability-landfill-project-underway/