カンボジアの2025年上半期(1月〜6月)の貿易総額は305億7000万ドルに達し、前年同期と比べて17%増加したと関税総局が発表しました。
このうち輸出額は142億9000万ドルで16%増、輸入額は162億8000万ドルで18%増と、輸出入ともに堅調な伸びを見せています。
主要な貿易相手国は中国、アメリカ、ベトナム、タイ、日本の5カ国で、これらの国々との取引が全体の貿易成長をけん引しています。
カンボジアの主な輸出品目には、衣料品、履物、旅行用品、自転車、乾燥ゴム、精米、バナナ、カシューナッツ、マンゴー、リュウガン(龍眼)などがあります。
一方、輸入では、これらの製品の原材料や石油、建設資材、自動車、バイク、電子機器、消費財、医薬品、化粧品などが中心です。
商務省のペン・ソビッチート国務長官は、今回の貿易拡大の背景には、RCEP(東アジア地域包括的経済連携)やカンボジア・中国自由貿易協定(CCFTA)といった自由貿易協定の存在があると述べています。
これらの協定によって特恵関税が適用され、輸出競争力が高まった結果、今後も継続的な成長が期待されるとしています。
上半期は、米国関税が上がる前の駆け込み輸出や、タイとの国境紛争前ということもあったので順調に貿易が増加しましたね。
下半期は、米国関税が36%に決定したのと、タイとの国境紛争問題による陸路での国境が閉鎖されていることなどがどのように貿易に影響してくるか注意が必要です。
それではまた!!
参考記事:https://www.khmertimeskh.com/501715545/cambodias-intl-trade-reaches-30-57-bln-up-17-pct-in-h1/
【カンボジア経済】2025年上半期の貿易額が305億ドル超に到達!!前年比17%増

記事内に広告が含まれています。