【カンボジア経済】2025年の国際貿易は好調なスタートを切る

カンボジア関税総局の報告によると、2024年の最初の2か月間におけるカンボジアの国際貿易額は、前年同期の81億2,000万ドルから16.3%増加し、94億4,000万ドルとなりました。
輸出は12%増の44億6,000万ドル、輸入は20.6%増の49億8,000万ドルに達しています。


主要な輸出先は米国（16億2,600万ドル）とベトナム（6億4,800万ドル）であり、最大の輸入元は中国（24億4,400万ドル、前年比24%増）でした。
カンボジア商工会議所のリム・ヘン副会頭は、世界経済の回復や貿易戦争の影響で、カンボジア製品の需要が増えていると指摘しています。
特に、政治的安定や新しい投資法、自由貿易協定（カンボジア・中国、カンボジア・韓国、RCEP）などが、投資と輸出の増加に貢献しているとのことです。


また、米中貿易戦争による関税引き上げにより、カンボジアは輸出向け生産の拠点として投資家を引きつける好機となっています。
主要な輸出品は、衣料品、機械、電気機器、履物、皮革製品、穀物、ゴム、果物、野菜、家具、玩具、繊維製品などです。
一方、輸入品には医薬品、サプリメント、消耗品、食品・飲料などが含まれます。


政府は、2024年も6%の経済成長を維持すると予測しており、特に衣料品輸出と観光業の回復が成長を支えています。
ただし、建設・不動産や農業分野の成長は低調です。
カンボジア国立銀行は、2025年には衣料品や非衣料品の輸出、観光業、農業の発展により、成長率が6.2%に達すると見込んでいます。


貿易赤字の縮小または黒字化に向けて2025年のカンボジア貿易にも注意していこうと思います！！
それではまた！！


参考記事：https://www.khmertimeskh.com/501651771/cambodias-international-trade-up-16-in-first-two-months/