【カンボジア経済】逆風の中でも経済成長へ！！NBCが次世代金融戦略を公表

カンボジア国立銀行（NBC）は、アジア開発銀行（ADB）の技術支援を受けて策定した「金融セクター開発戦略2025-2030（FSDS）」を発表しました。
発足式典はプノンペンで開催され、アウン・ポーンモニロット副首相兼経済財政大臣、チア・セレイNBC総裁、ADB関係者らが出席しました。
NBCは、米国の関税措置やタイとの国境衝突といった外部リスクがある中でも、カンボジア経済は2026年に5.0％の成長を維持すると見込んでいます。


セレイ総裁は、FSDSは2001年から継続的に更新されてきた長期戦略であり、今回が4回目の改定になると説明しました。
これまでの戦略により、安定的で多様化した金融システムの基盤が整備されてきた一方、地政学的緊張や貿易摩擦、デジタル化の進展により、新たなリスクへの対応が不可欠だと指摘しました。


副首相は、FSDSが過去25年間の金融改革の成果を踏まえ、急速に変化する国内外の経済環境に対応するために策定されたと強調し、政府の正式承認を経て実施されると説明しました。


ADBは本戦略を、包括的で持続可能な金融システム構築に向けた重要な指針と評価しました。
FSDSは①資金調達アクセス拡大、②金融安定性の確保、③資本市場の深化、④デジタル金融の推進、⑤持続可能・グリーン金融の促進、⑥金融包摂と消費者保護の6つの柱で構成されています。


現在カンボジアは様々な問題を抱えていますが、金融セクターの成長と安定化がカンボジア経済の成長に大きく貢献してくれるはずです！！


それではまた！！


参考記事：https://www.khmertimeskh.com/501811276/cambodia-unveils-new-fin-strategy-targets-5-growth/