【カンボジア経済】シアヌークビルの建築中止になった建物の再建が進む

シアヌークビルでで建設が中断していた101棟の建物のうち、40棟の再建を開始したと、シアヌークビル州政府のマン・シネット知事が発表しました。
多くの建物が建築中止になり、一時期はゴーストタウンとも表現されていた同地域ですが、経済を活性化させるための大きな一歩を踏み出しています。


知事によると、今回の動きは「シアヌークビル投資促進政策2024」の成果であるとのことです。
建設プロジェクトが中断した背景には、新型コロナウイルスの影響で多くの開発業者が現場を離れたことがありますが、この政策では、開発業者が再び市内で活動しやすくなるよう、特別な優遇措置や簡単な登録手続きが提供されています。


現在、政府の取り組みにより既に7棟の建物が完成し、さらに40棟の再建が進行中です。
この動きは地域の投資と経済活動の復活を象徴しています。


マン・シネット知事は、投資促進政策の一環として、税務手続きの簡素化や開発業者向けの紛争解決支援など、包括的なサポートを強調しました。
また、太陽光発電工場を欧州市場向けに輸出するための支援にも取り組んでおり、輸出入手続きの調整を行う専門の作業チームも設立されています。


さらに、2024年1月31日に設立された「プレア・シハヌーク州投資促進ワーキンググループ」は、213件のプロジェクトを推進し、総投資額は60億2,600万ドルに達しました。
この結果、約39,578人の雇用が創出されています。
これらのプロジェクトには、再建だけでなく、新しい開発や生産拡大、太陽光発電設備の製造など、将来性のある産業も含まれています。


シアヌークビル自治港を筆頭に「ASEAN貿易のハブ、ASEANの玄関口」を目指しているカンボジアですので、街の景観を整えて、多くの人で賑わうエリアへと復活して欲しいです！！


それれはまた！！


参考記事：https://construction-property.com/the-government-announcement-40-stalled-buildings-in-sihanoukville-under-reconstruction/