カンボジア政府は、プレア・シハヌーク州(シハヌークビル)への投資を促進するため、同州で停滞している建設プロジェクトに対して、固定資産税の免除を2028年末まで継続すると発表しました。
これは「2024年特別プログラム」の一環で、2016年以降に開始されたプロジェクトが対象となり、2025年までに完成していなくても免除が適用されます。
また、税免除は指定プログラム外の中断プロジェクトにも広く適用されます。
さらに、これまで優遇措置を受けていない事業者は、追加支援を申請することが可能です。
これには税制優遇のほか、行政手続きの簡素化や公共サービス料の免除などが含まれます。
カンボジア華人商工協会の副会長ロー・ヴィチェット氏は、固定資産税免除などの政策を支持しつつも、投資家は税制よりも収益性やキャピタルゲインなどのリスク評価を重視すると述べました。
かつて同州では、オンラインギャンブルの合法化により、ホスピタリティ分野への投資が活発化しましたが、コロナ禍で多くのプロジェクトが中断し、現在は回収見込みの不透明さが新たな投資の障害になっています。
ヴィチェット氏は、政府が5年以内の投資回収保証と一定のリターンを提示すれば、海外資本を呼び込める可能性があると提案。
また、こうした恩恵は地元投資家にも広げるべきだと主張し、シハヌーク州を多機能な特別経済区として発展させる政府の構想に合致すると語りました。
政府は今年第1四半期に、74件・総額約8億4,800万ドルの投資プロジェクトを承認し、そのうち18件は4月に追加されたものです。
これらのプロジェクトにより、金属精錬、ホテル、テレビ局など多様な分野で約3,000人の雇用が見込まれています。
シアヌークビルの停滞プロジェクトが徐々に動き出しているのは実際に見にいって感じました!!
しかし、残されているプロジェクトはまだ多くありまして、政府は2023年末ごろから本格的に対策をしてきています。
カンボジア貿易の玄関口であるシアヌークビルの街並みが停滞中のプロジェクトだらけでは良くありません。
魅力ある街ですので、課題が解決されてさらに魅力ある街に生まれ変わることを期待します!!
それではまた!!
参考記事:https://www.khmertimeskh.com/501674483/tax-exemptions-for-stalled-projects-in-preah-sihanouk-extended-until-2028/
【カンボジア経済】政府がシハヌークビルへの投資を後押し!!税制優遇で建設再始動へ

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