【目指せ！25州制覇】ジマと行く“ゆる旅”～ロタウイルに感染した話～

今回は、カンボジアの外務省情報の「かかり易い病気・怪我」の一番目に掲載されている「急性胃腸炎」について、経験談と予防策についてまとめてみました。
カンボジアに来る際の「健康・衛生面」の対策情報になればと思います。

ロタウイルスとは…
症状
異常の認識から回復まで（私の経験）
ロタウイルスだと確信した理由
原因として考えられること
感染予防対策
感染したら…
さいごに…

ロタウイルスとは…

ロタウイルスに感染することによって引き起こされる「ウイルス性胃腸炎」。
感染力が強く、日本では幼稚園などで一旦発生するとあっという間に流行してしまうとか。
子どものころに何度もかかっていれば大人では症状が出にくいよう。

ネット情報では、大人は症状が軽いとか、気づかないとか書かれていますが、そんなことはありません！
本当にしんどかったです（泣）
おそらく、私はこれまでかかったことがなかったのだと思います。

症状

●２～4日の潜伏期間。
●水のような下痢、それに嘔吐。
●発熱、胃から腹部にかけての不快感。
●白色便性下痢

異常の認識から回復まで（私の経験）

朝、水のような下痢。
昼から身体がだるくなり発熱。
そこから、水のような下痢が続き、38℃を超える発熱が1日程。（嘔吐も数回）

次の日、すぐに病院へ行き、「胃腸炎と診断」。
点滴をしてもらい、薬をもらう。
その後も、２～３日は下痢が続き、胃の不快感は1週間ほど続いた。
不思議に思っていたのは、食べたもので心当たりのあるものがない…。

ロタウイルスだと確信した理由

少し汚い話になりますが、ご了承ください。
私が「ロタウイルスだ！」と確信したのは、「白い便」。
初めて見たときは、「胆のうが…病気になった！？」と思い、日本への帰国が頭をよぎりました…。
それで、すぐに「便　白い」でネット検索すると「ロタウイルス感染症」を発見。

上記の症状と全く同じだったので、「ウイルス性胃腸炎」の中でも「ロタウイルス」に感染していたのだと理解しました。

原因として考えられること

ということで「ロタウイルス」の感染経路を調べました。
すると、「ロタウイルスの主な感染経路は、糞口感染です。」の一文が…。
えっ…………。
卒倒しそうになりました。
いやいやいや…「う●ち」食べてないし！！！！！

もうちょっと丁寧に書くと、感染経路は主に経口感染で、ウイルスが含まれる嘔吐物や下痢などから感染が広がるとか。
ちょっと冷静に考えると、ちょっと思い当たる節が…。
この症状が現れ２・３日前まで遠方へ旅行をしていたのです。
旅行に行くときは、様々なトイレを使用します。
休憩所のトイレ、バス会社のトイレ、村のトイレ…思い出すだけで、10か所以上のトイレへ。

私の意識として、カンボジアのトイレは基本、掃除が行き届いており比較的きれいだと思っています。
しかし、その慢心がNGでした。
手洗いやウエットティッシュを持参していますが…、正直に言うと、私は石鹼で入念に手洗いをするタイプではない。
たぶん…手洗いをおろそかにしたことによる感染。
自業自得でした…。

感染予防対策

ここからは、「ロタウイルス感染症」に限定せず、感染予防対策をまとめます。
というのも、旅行に来る友人、一緒に働く同僚含め、体調を崩す原因として一番多いのが「胃腸炎」なので。
カンボジア旅行を台無しにしないためにも、以下の感染対策を推奨します。

①石鹸で手洗いをするor携帯消毒をする。
②トレイの便座を拭いてから使用する。
③海鮮バーベキューをする際は、結構ちゃんと焼く、焼いてもらう。
④火を通したものを食べる。
⑤氷に注意。（ミネラルウォーターは常に持参）
※友達は、できる限り氷を減らしてくれ！と店員さんに要望していた。
⑥食事の前には、手洗いorウエットティッシュ。
※カンボジアは基本お手拭きが出てくる文化はありません。

目に見えないウイルスですから、完全に防ぐことはできません。
①～⑥の当たり前のことをするしかない。

私は、旅に慣れてきて当たり前のことを当たり前にしなかったことを後悔しました。
地方へ旅行する際は、紙石鹸やテッシュ、ウエットティッシュ、携帯用の消毒などは必需品です。

感染したら…

私の場合は、海外保険にも入っているので、すぐに病院へ。
また、水分補給も忘れず、脱水にならないように気を付けます。

旅行者の場合は、やはり持ち物に普段使い慣れた薬を持参しておくこと、下痢の際は脱水症状にならないように水分をこまめにとるしかないかと…。
首都プノンペンには、スーパーにもコンビニにもスポーツドリンクがあるので、塩分を含んだ飲み物も効果的。
また、ココナッツジュースもよい！